【感想・ネタバレ】ラストダンジョンへようこそのレビュー

周防ツカサ / 町村こもり

少年・サトルには二つの顔がある。昼は『少々』問題児の男子高校生。しかし、夜は魔王の娘・ロレッタによって召喚され、彼女を助けながら魔物や罠を駆使して冒険者たちから迷宮を守る『迷宮の主（ダンジョンマスター）』。気弱で心優しいロレッタの住処を蹂躙せんとする、愚かな人間たちを駆逐するため、今日もサトルは、知略を巡らす──！ とはいえ、面接でよい魔物が集まらなかったり、ドジなロレッタが勝手に罠にかかったり、『覇王』なる謎の超強い冒険者が現れたりと、サトルの『迷宮運営』はなかなかに前途多難であり……？ 電子書籍だけの要素として、キャラクターデザイン画ほかを特別収録！

[ブクログ · ★★★★☆]

いたずら大好きな高校生が魔王の娘に召喚され最終迷宮のトラップ作りに励む。健気でお父さんとして見守りたくなる魔王娘と、才色兼備でうるさい生徒会長のダブルヒロインなのも良かった。主人公がラブ方面に全く走らず、罠構築に全力を傾けているのも良かった。ヒロインがほぼデレないのも良かった！テーマが魔王を守る最終迷宮の罠構築とシンプルであり、現実世界のシーンがあまりなく、異世界をメインに割り切っているのも良かった。楽しいコメディ。こんな夢の世界なら行ってみたい！

[ブクログ · ★★★☆☆]

同著者の作品は初読み。割とサクサク読めました。ロレッタちゃんマジ天使。いや、魔王の娘さんですが(笑)だって登場人物が基本黒いか思考能力が低いかしかいないからね、シカタナイネ。ロレッタ作のトラップが二けたの得点を超える時は来るんだろうか。と思ったけど物語終盤は割と成功してたんだっけ。当面の大敵は倒しちゃったけど続きあるのかな。あったらどんな展開になるか楽しみ。