あらすじ
おじさんはなぜ悩ましいのか。後悔、寂しさ、家族、仕事、お金、老後、街で集めた中高年男性の悩みに小池龍之介氏が仏道の視座から説く。そもそも「おじさん」って何? 実は老若男女の心に巣食う煩悩こそ「おじさん」だった――仏教の八正道の教えから詳細解説。ベストセラー『おじさん図鑑』のなかむらるみ氏による愛すべきおじさんイラスト多数、蛭子能収氏の悩みを聞く特別対談も収録。世の全てのおじさんと、おじさんを理解したい全ての人に。
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Posted by ブクログ
第1章は、「よくありそうだな~」なおじさんの愚痴や悩みに対して、仏教のアプローチで「こういう心の持ちようはどうだろう?」と提言してくれそうな感じ。
第2章は、仏教の教えのうち、日常生活に取り入れられる基本的な考え方(八正道)を解説し、
第3章は、おじさん代表・・・の蛭子能収氏の対談。
蛭子能収氏といえば、京都の伏見稲荷の鳥居も寄付されてましたね・・・。対談でも登場される?奥様のご趣味なのかしら。
おじさん世代が読むような雑誌の掲載が元になっているようだったのですが、OL・女性向けのもあっても面白そう。
よくありがちな悩みが掲載されているし、住職のお仕事?の一つに檀家さんのお話も聴くというのはあるんだけれど、よくこんなに対応できるな~と思ったり。
お坊さんも、組織に属している以上、似たようなことはあるんだろうか。
気になったところというか「そうそう(;´Д`)ハァハァフンフンソウソウ」と思ったのは
★自分を否定し続ける理由は謙虚ではなく、現実の自分が理想の自分の乖離が大きいから。自尊心の強さ。
★評価されないと感じるのは、自分のこととなると盲目になる、わからない。不満を持ってイライラするより、チームプレイに役立てる自分へと変わること
★できない部下など、、、幻想を滅する=幻滅する でよいのだ。
逆にうーん・・・と思ったのは
★閑職⇒退職を迷う・・・この程度の仕事で給与をもらえるのはラッキーと発想の転換。目の前のことに一生懸命従事して集中しては。
⇒閑職そのものよりも、「もっと人に役に立っている」という実感がほしいので二の足を踏んでいるという側面もあるのかなぁと思ったり。
もちろん目の前のことに一生懸命集中する=役に立つ仕事であればいいんだけど、合間見て楽しんだりする・・・それはそれで割り切れればラッキーなのかもしれないけれど、会社からみたら荷物だよなぁ。と。
Posted by ブクログ
おじさん仏教。いわゆる「おじ」たちがこれを手にとってが読むのだろうか? 偉そうにする、ダジャレを言う、性欲まみれの嫌な奴たちが、この本を手にして「あー、やらかしてたわ汗」と反省して、欠点を直してくれるのなら最高!だけど。きっとこの本を読むのは、おじたちに悩まされている人たちなんだろうなぁ…(自分含め)
女だけど自分にも少なからず「おじ」要素はあると思うから、気をつけて生きていきたい。年取ったらニコニコしてご機嫌にして、周りの人を見守ってるくらいがいいのかもね!
Posted by ブクログ
なんか仏教的な「ありのまま」みたいな話と、世俗的なビジネス書じみた話とが混在している印象。そういうのをうまいこと使い分けられる程度に、著者の頭はいいんだろうなあという感想を持った。