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Posted by ブクログ
完結した精霊日記の登場人物ナサニエル神父の過去。
4巻に出てきたそこの不明点を補完するお話。
繊細な藤たまきさんの作品の中で一番好きな本です。
何度も読み返したのに泣けてしまう。
Posted by ブクログ
藤たまきさんの作品は、幼い時に大人に因って性的に翻弄され、自己を肯定できなくなってしまう少年と言うものがキーになっている。ジョナサンもその一人で、彼は自分を汚ない者と考え、汚ない部分をひたすら隠して美しい者で在りたいと熱望する。ナサニエルは、逆境によって生まれ、それを肯定して強靭な精神力を育てながら生きており、二人は凹凸の様に違っているからこそ惹かれて行く。この作品は予備知識なしにずんと読んでしまう方が絶対にいい。ラストでずんと来る。藤たまきと言う作家は、萩尾望都先生の作風の系譜でりつつBLに特化させている、と言う印象が凄く強い。
性に奔放なのを単に「ビッチ(アイコンとしてのビッチであって、背景も虐待を受けたとか、美形なので小さい時から男に悪戯されていたとか掃いて捨てるような感じ)」として描く人と、性の依存症として捉えている人と、この辺りはくっきりとした分かれ目だよなぁ。
Posted by ブクログ
ぎゃー、表紙出ねぇぇ!!!すごいヒットした作品なので残念。
終わり方が秀逸です。ジョナサン・・・。
シーナの方を読んだことがないので、今とても読みたいです。4巻ね・・・!