【感想・ネタバレ】心は天につながっている ダウン症の書家、愛と勇気の贈りもののレビュー

あらすじ

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金澤翔子さんは、ダウン症の書家として「NHKスペシャル」「金スマ」などテレビでもたびたび取り上げられ、昨年はニューヨーク・国連本部の「世界ダウン症の日記念会議」において日本代表としてスピーチ。そして、鎌倉の建長寺、京都の建仁寺、奈良の薬師寺をはじめ、全国で個展や席上揮毫を披露し、ダウン症の子どもたちの希望の光になっています。本書は、見る人の心を揺さぶる翔子さんの力強い書41作品に、翔子さんの母で、書道の師でもある金澤泰子さんが感動エッセイを添え、カラー写真も収録し、見るだけで力がわいてくる本です。わが子がダウン症と告知された日から絶望の涙にくれ、死んでしまおうとさえ思いつめた母と、そんな母の日記を読んで「私は、私の赤ちゃんと死のうとは思わない、生きる!」と言えるほどに成長した娘。厳しく書の道を生きてきた日々と、天使のような優しさと愛にあふれた翔子さんのエピソードが胸をうつ一冊です。

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Posted by ブクログ

書道家の金澤翔子さんと同じく書道家のお母様、金澤泰子さんの著。以前テレビの特集番組で、翔子さんが、京都の建仁寺で書いた、「風神雷神」を見て以来の翔子さんの大ファン。毎月のPHPの冊子の連載では、翔子さんのパートがいつも1番の楽しみで、何度その書に感動して涙したことか。書は人を表すというが、愛があふれ、見る人の心に語りかけてくれる書は多くの人たちを癒してくれる。沢山の心温まるエピソードがあるが、禅語「大哉心乎(おおいかなるしんや)」についてのお話が特に好き。

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2018年02月16日

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