【感想・ネタバレ】大企業は20代でやめなさいのレビュー

あらすじ

君は安易に進むべき道を決めていないか?自分の力を最大限に活かすフィールドを見つけることこそ「安定」と「やりがい」を獲得する近道。大企業でさえ倒産の恐れがある今日でも、「有名大学卒=大企業入社=いい人生」というルートが理想であると信じられています。ただ、そうして大企業に入ったすべての人が、いい人生を送っているかと言えば、必ずしもそうとは言えないのが現実です。本書は、大企業を出て、「学校を作る」という人生の使命感から起業した著者が、「有能な人材を飼い殺しにしている」大企業の構造的問題を解き明かしつつ、自分の能力を最大限に生かすフィールドを見つけ、「安定」や「やりがい」を得る働き方の本質に迫ります。働く若手ビジネスマンと大企業を目指す学生に是非読んでいただきたい一冊です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

就活生である、この時期に読む事ができて正解でした。大企業で働く事に対して元々疑問を抱いていたので、本書を読み、一層中小企業で働く事の意義が分かりました。しかし、本書の題名が「20代で辞めろ」とのことですが、要するに新卒は大企業に就職しろということなのか?途中、新卒で大企業で働く事の意義みたいなことを解説する部分はあったが、イマイチ説得力はなかった。新卒で中小企業、大企業それぞれに就職する事の意義を解説して欲しかったです。

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2012年10月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

元三井不動産で、現在は収益用不動産の資産運用ベンチャー企業を経営している社長の本。最近、転職を考えることがあり、中堅〜大企業ばかり見ていたが、ベンチャー企業で積める経験も気になり、読んでみた。

「大企業で働くことは安定ではない」とよく言われているが、その理由がよく分かる本。大企業は業務の細分化・仕組み化が進んでおり、その仕組みの中で細分化された仕事をしていく世界である。そのため、一から仕組みを作り出したり、自らアイデアを出して行く仕事が少なく、受け身の仕事をすることになりスキルが身につかない。今の会社は中堅規模ではあるが、確かに受け身の仕事が多いことは否めないと思う。

・本当の意味での安定とは、特定の企業に依存せず、仕事が出来る力を付けること

大企業、中堅企業、ベンチャー企業、それぞれ違った良さがあるし、大企業であってもベンチャー企業のような良さを兼ね備える企業もあると思う。ただ、リスク許容度の高い20代である以上、ベンチャーのような会社で経験を積むのも悪くはないなと考えさせられた一冊であった。

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2021年01月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

三井不動産から独立した著者が、大企業から抜け出し、ベンチャー企業で働くメリットについて語る本。

今の時代、大企業が一生安定した場所ではない事や、大企業の中では仕事の枠組みを細分化されており、その一部しか扱えずスキルの積み上げが乏しいことなどを挙げ、その対比としてベンチャーでは、スキルを磨ける要素が大きいことを述べ、ベンチャーへの転身がもたらすメリットについて語っている。
ただ、大企業を一方的に働き甲斐の無い職場と捉えてはおらず、特に下積みとも呼べる基礎的なビジネススキルを学ぶにはうってつけの面もあるという。

一方、ベンチャーは何事も主体的に自分で取り組まなければならないので、厳しいがやりがいもあるという。これらの事は別にこの本を読まなくても想像はつく。

要は、著者自身が歩んできたキャリア(大企業→ベンチャー)は基礎を学んだ後に大きなやりがいのある仕事をベンチャーでやる、という意味で、ルートとして適切だった、という風に考えているようである。

キャリアは人によって理想とする形は違うはずだし、すべての人にベンチャーが向いている訳でも無いので、著者の様にベンチャーで働かずに大企業に居ることが悪い事では全くないと思う。その意味ではあくまで著者の生き方は参考程度に捉えるべきものかと。タイトルの様に、皆直ぐに大企業で働く事を辞めなくても良いとは思う。ただ、働く事に意義をしっかり感じる事が大切だ、というのがこの本から学び取る部分ではなかろうか。

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2012年10月27日

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