【感想・ネタバレ】鏡の花のレビュー

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ネタバレ

温かくもあり哀しくもある死のif短篇集でありながら最終章で人のこれまでの人生が交差。色彩、自然、香りを感じながら、じんわ〜りと心にしみてくる作品。

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2020年08月23日

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ネタバレ

家族の中で、失った人が違った場合
人と人のつながりや気持ちのやり取りなど
切なくて優しくて、不思議な気持ち
道尾秀介さんの小説は、読みやすい文章で
ストーリーにいつも驚かされる好きな小説

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2016年09月29日

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道尾さんらしい短編集。百合の花びらのような別々の話が、最後まで読むと1つの花のように重なり合います。
もう少し明るい話だといいのだけど。

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2018年07月18日

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6つの物語からなる連作短編集。
(本レビュー最初からネタバレしてます、以下要注意)

1編1編で誰かが死んでいる、その次の話ではその人は生きているけど別の誰かが死んでいるというパラレルワールド構成で話が進み、最後の話で…という展開なんだが、うーんちょっとモヤモヤするなぁ。

謎解きにもなっておらず、パラレルワールドだけどSFにもなっていない。作者の名前だけでそういう展開を望んだ俺の身勝手な失望なんだけど、これって情景小説なんだよなぁ。
1編目でなくなっている人に対する気持ちにけじめをつけているのに、2編目ではその人生きてて別の人死んでるからけじめをつけ治す…の繰り返しは、俺にとっては苦行だった。スラプスティック小説ならともかく、心動かす系でリセットかけまくるのは、しんどかった。

設定は上手いが、感情がその設定についていけず。ちょっと残念でした。

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2018年02月07日

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ネタバレ

パラレルストーリーというのでしょうか
各章に登場する人物が主人公に変わるだけでなく、誰かしら亡くなっている設定。
亡くなっていることにより目線が変わり、生きていたらこんな生活なんだなぁと。
全体的に薄暗く、裏寂しい空気が漂います。

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2017年08月26日

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ネタバレ

2017/7/20
人に薦められた本。
なんと言うかまあ、命あることに感謝!と思えばよいのでしょうか?
異論はないけどそう思え!思え!って言われてるようでしんどい。
パラレルワールドでいろんな人の生と死を見せられるのはしんどい。
しんどかった。

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2017年07月23日

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ネタバレ

6章めの「鏡の花」を読んで、なんとな~く理解したような、しないような。

6章めの話が「白い花」、1~5章は、5枚の鏡って事なのかナ。。。。
「白い花」は、どこから見ても同じ形に見えるのに、5枚の鏡によって別々の角度から写された「白い花」は、少しずつ違っている。
それを表すために、パラレル・ワールド的な構成にしたのだろうが、冗長に感じてしまった。

あぁ、上手いな~とは思うのだが、「光媒の花」ような、ピリッとした作品の方が好み

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2017年02月23日

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ネタバレ

いわゆる連作短編なのでしょうが、前章の登場人物と同じ名前の人物が似たような境遇で登場するけど、前章とは少し設定や状況が違っているという一風変わった形式。

まずは各章の内容よりも、その形式にどのような意味があるのか、どのような意図があってそうしてるのかがとても気になってしまいました。

正直、読んでいる最中はそれが全く分からなかったので「もういいやw」と気にせず読むようにしたのですが、それでも個々の章の事象は理解できても、真意とかテーマとか、そうしたものがよくわかりませんでした。

最終章は各章の集大成のような印象。五枚の合わせ鏡はそれを表現しているのかな?同じような人物、設定だけど、微妙に違っている「異世界」の話ということで。

境湖の話(あっちの世界とこっちの話が繋がっている)が出たあたりで、少しファンタスティックな展開と結末を期待しました。最近観た映画「君の名は。」的な、彼岸と此岸、昼と夜、過去と未来(現在)、それらの「結び」として、本作では「鏡」が媒体になるのかな、などといろいろ想像と期待をしました。

しかし結果は…なんでしょう、そのような夢想しなくても現実は素晴らしいですよ的な結末?

リア充な人は「だよねー、現実が十分楽しいじゃん」と共感するかもですが、対して充実してない自分は「いや、現実ツラいだけっす」と悲観的な気持ちになってしまいました。

帯に書かれた「生きていてくれて、ありがとう。その思いを込めて。」という著者の文章から、きっとポジティブになれる作品を目指したのかと思うのですが、現実に対する意識のすれ違いから、私的には真逆な気持ちになってしまいました。

トンチンカンな解釈かもですが、コレが読後の正直な感想です。

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2016年09月29日

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