【感想・ネタバレ】レジリエンス入門 ──折れない心のつくり方のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白く読んだ。
印象に残ったのは以下

人は原始人の頃からの名残で物事をネガティブに考える癖がある
生命の危機が減った今では3倍ポジティブに考えてちょうど良い

自分軸(=人生の目的+心のニーズ)を持つことの重要性

完璧主義は後回しにしがち(わたし)
代わりに、その時々で最善を尽くす最善主義を

筆者自身が順風満帆とは言えない人生を乗り切ってきたためか、この本からは内容についての論理を超えた情熱を感じた。

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2021年01月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 「私達の感情を作りだしているのは出来事そのものではなく、出来事に対する私達の解釈である」出来事を冷静に解釈できるようになりたいです。

 物理用語の「外圧による歪み」という意味の「ストレス」に対して「レジリエンス」は、その歪みを跳ね返す力です。嫌なこと、辛いこと、悲しいことを経験すると私たちはへこんだり、途中で挫けそうになったり、落ち込んだりします、そんな嫌な気分をもとの正常な状態に戻す力です。レジリエンスは、視点を増やすことによって鍛えられ、強化する過程で一生の財産となる「グリット(遠いゴールに向かって興味や情熱を失わず、とてつもない長期にわたって、継続的に努力し続けることによって、物事を最後までやり遂げる力)」も手にすることができます。

 本書では、自分の身に起きた好ましくないできごとを、すべて自分以外のせいにする人のことを「被害者」と定義し、「自分の人生は自分しだいで何とかできる」と主体的な考え方をできる「主体者」「選択者」になることをすすめています。

 内田先生は、副交感神経を自分の意思で活発に働かせるために、呼吸法をはじめとするマインドフルネスの実践をすすめています。マインドフルネスの目的は、今に意識を向け、今の自分にきづくことが目的とのことです。「今の感情に気づくことによって、感情をなだめることができる。」と書かれています。

 この本の本筋からは若干はずれることなのかもしれませんが、「脳はもともと複数の課題に集中することができず、同時に二つのことを並行して行うと、結果的により多くの時間がかかる(浪費)だけでなく、ミスも増え、脳の認知機能低下(ストレスホルモンの一種であるコルチゾールの値が高くなり、免疫力の低下、海馬の萎縮)にもつながる」というところが気になりました。私は、典型的なナガラ族(テレビを横目で見ながら本を読む)なので、海馬がなくなっているかも^^;

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2017年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルが「レジリエンス入門」となっていますが、エリスのABC理論を用いた認知行動療法が主に書かれているような印象を受けました。
ストレス耐性をつけたい人は参考になる部分もあると思いますが、レジリエンスって何だろう?という入門者には、同テーマの他書も同時に読むことをお勧めします。

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2020年11月20日

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