【感想・ネタバレ】モビリティー革命2030 自動車産業の破壊と創造のレビュー

あらすじ

2030年に、自動車産業は大きな変化を遂げているだろう。「モビリティー革命」の到来である。それは既に起こり始めている。

本書の前半では、モビリティー革命を引き起こす要因として、
(1)パワートレーンの多様化
(2)クルマの知能化・IoT化
(3)シェアリングサービスの台頭
──という三つを挙げる。その上でこれらの要因が、「現在の自動車産業をどのように変えていくのか」という点について詳しく分析する。

本書の後半ではこれら三つの要因が自動車産業に与えるインパクトについて、数字を挙げながら考察する。「乗用車メーカーの利益が半減」「部品産業存亡の危機」「ディーラー数が7割減る」──など、そのシナリオは衝撃的である。

日本経済の根幹を支えてきた自動車産業は、こうしたモビリティー革命の激流に翻弄されるのではなく、“革命の指導者”となって今後の熾烈な競争を勝ち抜くことが求められる。本書の最後では自動車産業への提言として、生き残りに向けた具体策を示している。

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Posted by ブクログ

今後の自動車業界について、悲観的でもなく楽観的でもなく冷静に分析されていると感じた。2030年。遠い未来のことのようで、東京オリンピックからたった10年先のこと。

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2017年06月12日

Posted by ブクログ

なににやって自動運転/シェアリング/人工知能の普及がもたらされ、自動運転/シェアリング/人工知能の普及が社会全体に何をもたらすのか。そのビッグピクチャーが概観できる良書。

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2016年10月17日

Posted by ブクログ

モビリティー革命 2030
自動車産業の破壊と創造
著:デロイト トーマツ コンサルティング
出版社:日経BP

モビリティ革命も電池開発の遅れから燃料車にくらべると距離を稼げていないので、普及にブレーキがかかっているようである、燃費の改善や、クルマのインテリジェント化などは進んでいて、ハイブリッドだけではなく、カーナビの自動更新などを含めて、ますます、IT化の比率が高まっていくように思えます。

パワートレーンとは、エンジンから、動力を駆動系から、タイヤなどに伝える全体系のことをいう
駆動方式によって、パワートレーンはそれぞれに設計され、燃料車や、EV,HEVなどはそれぞれのパワートレーンを設計し実装する

CO2の制約により、さまざまな車が生み出されています
 HEV ハイブリッド
 PHEV プラグインハイブリッド
 EV 伝記自動車
 FCV 燃料電池車

クルマの知能化、IOT化
 AI;人口知能 自動運転、最適化
 IOT:センサー

自動車素材の革新、部品メーカーの変容(Tier1,Tier2等へ影響がでている)
⇒ ケイレツ崩壊、部品のコモディティ化
 
シェアリング ⇒ 最近はあまり伸びていない

デロイト・トーマツの提言する5つのパラダイム
 ①視点の再定義
 ②提供価値が、クルマから動く何かへ
 ③差別化要因が、モノからコトへ
 ④収益モデルが、愚直に稼ぐから、利巧に稼ぐへ
 ⑤自前主義から、コラボレーションへ

目次

【第1章】パワートレーンの多様化:280兆円の投資を伴う次世代車普及の意味
・ティッピングポイントの抑止に向けた本気の挑戦の始まり
・2050年にCO2排出量を90%削減、自動車メーカーも取り組みに本腰
・2050年には次世代車が100%?
・自動車移動そのものを減らす?
・押し寄せる新しい波:自動車産業は生き残れるか?

【第2章】クルマの知能化・IoT化:30%の移動を変える3%の自動運転車
・新技術の勃興
・2030年に3000兆円の価値を生み出す知能化、IoT化
・予測、学習、自律化により到来する「クルマの知能化社会」
・インパクトがより顕著な自動運転社会
・ディスラプターが主導するクルマ産業の破壊
・自動車メーカーが直面する価値喪失
・コトづくりシフトへの挑戦

【第3章】シェアリングサービスの台頭:2台に1台がシェアリングになる?
・「Uber」の衝撃
・シェアリングの普及要因、2~3割削減する移動コスト
・シェアリングの流れはここまで進む
・既存自動車ビジネスへの破壊的インパクト
・新興国発イノベーション普及の可能性
・顕在化しつつある抵抗勢力
・シェアリングエコノミーが進展した未来の自動車産業

【第4章】既存自動車産業への影響:40兆円の付加価値シフトが起こる
・新モビリティー社会の誕生
・限界費用“ゼロ”の破壊力
・社会課題解決手段としての新モビリティー
・産業バリューチェーンの破壊と創造
・自動車業界へのインパクトを試算

【第5章】乗用車メーカーへの影響:2030年に乗用車メーカーの利益は半減する?
・三つのドライバーによる驚愕のインパクト
・乗用車メーカーが生き残る道
・残されたもう一つの選択肢 ~モビリティー、ソリューション、プロバイダー化~
・モビリティー、ソリューション、プロバイダーが提供すべきサービス
・レコメンドの最大の敵はGoogleか?
・マネタイズへの挑戦
・次世代型ビジネスモデルへの移行シナリオ
・地域を軸に好循環サイクルを作れ

【第6章】商用車メーカーへの影響:トラック“ゼロ”時代の到来が意味するもの
・「はたらく」クルマの世界
・商用車業界のトレンド 今そこにある「危」「機」
・トラック“ゼロ”時代の到来
・勝ち残りの条件:トラック“ゼロ”の本質を捉える
・未来に備えよ:作り出せ ルールを変える、生業を変える
・商用車産業の行きつくところ クルマはもう“はたらかない”

【第7章】日系サプライヤーの生態系変化:「ケイレツ」崩壊と部品業界存亡の危機
・モビリティー革命による構成部品の変化
・部品業界の変化を促す自動車メーカーの競争環境変化
・サプライヤーが担う戦場の変化
・勝ち残るサプライヤーの目指す方向
・日系自動車産業にとっての最悪シナリオ
・系列依存からの脱却の必要性
・技術、リソース外部調達の必要性

【第8章】自動車販売とアフターチャネルへの影響:アフターサービス需要は3~4割減に
・顧客接点ゼロにどう立ち向かうか
・クルマもネット販売の時代に
・アフター領域で進むカーディーラー対ネットの競争
・顧客接点ゼロの将来
・書店で起こった店舗数7割減の衝撃
・自動運転+テレマティクスで修理、点検は40%減に
・将来社会における二つのビジネスモデル
・アフターチャネルの大変革に向けて

【第9章】保険業界への影響:150兆円に拡大する自動車保険産業
・テレマティクス保険がユーザーエクスペリエンスを変える
・自動運転の登場により縮小する従来型保険市場
・「所有と利用の分離」がもたらす機能分化
・テレマティクス保険の躍進
・押し寄せるFintechの波
・保険産業が牛耳る世界

【第10章】自動車産業への提言:自動車産業の転換が社会をさらに良くする
・これまでに論じてきた変化への外圧
・自動車ビジネスに求められる五つのパラダイムシフト
・求められるのは、緩やかな変化への構え
・自動車産業の転換により、社会はもっと良くなる

ISBN:9784822237271
判型:A5
ページ数:238ページ
定価:1600円(本体)
2016年10月10日第1版第1刷発行
2016年11月02日第1版第2刷発行

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2026年06月30日

Posted by ブクログ

述べられてるのは、近年確実に訪れるであろう変化の要素。有為転変は世の習い。強い者や賢い者が生き残るのではない。唯一生き残るのは変化できる者。茹でガエルにならないように、時代のうねりを捉えていかないと

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2022年10月22日

Posted by ブクログ

今となっては5年前の本だが業界を産業全体を俯瞰したことがない人には背景を理解する目的で読むのは有意義かと。

タイトルに自動車産業とあるように、企画、製造(サプライヤー含む)、販売の事に加え修理・メンテ業、保険に至る影響が整理されていて構造として理解できた。

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2022年01月26日

Posted by ブクログ

カーシェアリングと地球温暖化を主としたモビリティ革命について書かれた本。

これからの時代、利益に注目したビジネスと違い、地球温暖化(人類の滅亡)に目を向けたビジネスという意味で、自動運転、電気自動車、カーシェアリングは非常に価値があると思った。

他のビジネスとは方向性が違うため、差別化がしやすく、今までの自動車産業とは明らかに違うタイプの新しい事業が始まるだろう。

自動車会社がコト作りを始めるのか、コト作りが得意なGAFAたちが自動車作りを始めるのか、はたまたどちらかが飲み込むのか、これからの動向にはかなり興味がある。

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2020年06月02日

Posted by ブクログ

色々とアウトプットする機会もあったので、頭の中の整理に。
日経テクノロジーのサイトにデロイトの人たちが連載していた記事を一冊をまとめたもの。
2030年に向けて、どう変わっていくか。この通りにはならないだろうけど、方向性として理解しておこう。

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2017年09月28日

Posted by ブクログ

車と通信連携について勉強のために読む。

2030年に「モビリティ革命」が起きる、というのがこの本のフレームだ。
そのドライバーが「パワートレーンの多様化」「クルマの知能化」「シェアリングサービス」の三つだ。このドライバーは自動車メーカーだけではなく、流通や保険といった業界にも深い影響を与える。

EV、HEC、PHVと多様化するにあたって、自動車のコモディティ化が進んでいくと予想する。その変化に対して、販売、金融、保険、アフターサービス、中古販売といった幅広い顧客接点を持った企業として変化を生き抜かなくてはならない。

ZEV (Zeo Emission Vehicle)化とSAV(Shared Autonomous Vehicle)化が進むことで移動や配送といったモビリティが変わる。これがモビリティ革命なのだという。

そこで、AIやビッグデータといったものが必要となってくる。Googleなどはかなり先んじてそういった世界を意識して進めてきているが、今後も新たな参入者が出てくるのだろう。

デロイト・トーマツは自動車関連企業向けコンサルティング業務で100名強の人を抱えているという。すごいものだ。

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2017年08月14日

Posted by ブクログ

2030年に向けて主に自動車産業に起こる変化・革命を解説。広い意味でのモビリティー革命となってる。

環境への影響からの動力の変化。IoT・クルマの知能化。シェア。の3つの変化要因。
他関連業界への変化の解説。

産業規模が大きいのでピンとこないけど相当な変化なんだろうな〜(^^)

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2017年01月15日

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