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Posted by ブクログ 2023年12月25日
たとえ地方活性化事業だろうと、事業は自力で資金を回し、持続できなければならない。税金(補助金)前提だと、危機感がなく、市場に合わない規模の事業になり、柔軟な撤退もできず、不採算事業となって地域の負債となる。
木下さんが普段Voicyで話されている内容の復習及び補足を読んでいるような気分になりました...続きを読む。
Posted by ブクログ 2020年10月04日
地方行政に関わる身としては、ずっともやもや考えてきたことがバッサバッサ切れ味鋭く書かれてて爽快&爆笑。
私が溜飲を下げるだけでもいいかなと思って読み始めたが、今後活かせそうな視点も色々示されていた。
●もともと売れないものをブランディングしたら売れるなんてどうしてそう思った?
●ゆるキャラな...続きを読むんてそもそも行政が予算かけて取り組むことか?
●失敗はなかったことにされる
●アイデアない人が集まってブレストばかりしてる
◯お金稼げるように考えよう
◯撤退ラインを決めとこう
◯合意形成ってそもそも無理だよ
Posted by ブクログ 2019年05月25日
今度、公共金融、コンサルにも携わりたいと思って読んでみたが、地方創生のためのハードルや実態を分かりやすく書いていた。
目新しいことをするんじゃなくて、目の前にある問題を覚悟を持って向き合い、地味だが小さな実績を積み上げていくことが成功につながる。まさにその通りだ。
Posted by ブクログ 2019年02月21日
特に地方に住み人にとっては重要なことが書かれています。行政による政策がこんなにお粗末なものだったとは知りませんでした。やはり、民間がしっかりしなくては地域の再生は難しいんですね。
Posted by ブクログ 2018年10月21日
著者は紫波のオガールプロジェクトにも関わった木下斉氏。
いかに地方が無意味な事業を乱発しているか、行政がまちを貶めているかが述べられている。
他にも「稼ぐまちが地方を変える」「福岡市が地方最強の都市になった理由」等が有名。
Posted by ブクログ 2018年07月08日
地方活性化に関するサービス開発を絶賛考えている私としては当書籍は衝撃を受けた。
というのも地元で育ちずっと思ってたがフワッと言えなかったことを専門家の方がズバッと論理的に言ってくれた。また地方創生に関わるものでなくても会社組織という考えでも非常に参考になるといえる。
Posted by ブクログ 2017年01月10日
税金を使ったまちづくりのあり方についての本。
税金を使わないまちづくりという初心に帰るとても良い本だった。
移住はどの産業を作るかを考え、それを求める人たちを集めるもの。
Posted by ブクログ 2023年09月28日
・利益を意識すること
・予算、補助金ありきではなくて、自走する仕組みを作ること
・モノをパクらず発想をパクる
・計画と実践を連続的に同じ人間が行うこと
・戦略に反しても良いということ(民間企業として自治体に相対するときはそうもいかないが)
・対症療法の繰り返しでなく、根治を意識すること
→現時...続きを読む点で、まだそこまでいけてないという感覚
利益追求がある民間として、どういう寄り添いができるか?
・個人として、箔をつけること。どこで付加価値を出すか?
Posted by ブクログ 2023年07月08日
読み終わった、テンポよく読めたは読めたけど、後半になるにつれ少し難しかった(私の想像力が追い付かなかった)
言っていることには全面同意。耳が痛い。
ただ、長くいる業界が違うので(福祉畑)、県がまるっと不要かといえばそうではないなと思ったり。少なくともまちづくりの分野ではほぼ役割を果たしていないことは...続きを読む改めてよく分かった。
また、プロセスはだめなまま水際対策にだけバシャバシャお金を突っ込んでるというのは、福祉も共通だと思った。
とにかく、対症療法しかできないのを変えなきゃいけないな。
Posted by ブクログ 2022年12月15日
地域創生コンサルタントの著者による、地域における創生ビジネスの進め方。ニーズを把握し、魅力あるサービス、製品と提供すること、きちんと利益の出るエコシステムを作ること、計画変更は柔軟に行うこと、撤退基準を明確にしておき、だめならやり直すこと。民間企業ならあたりまえのことなのだが、これらが地域行政では行...続きを読むわれていないという。しかも、国からの補助金を目当てにした単発プロジェクトばかりだという。本書はビジネスの基本を説く書であり、そして、現実のお役所仕事の駄目さを赤裸々にオープンにする書でもある。
以前、講演会を聞かせてもらったこともあるが、本書にあるように、まっとうなビジネスの基本、考え方を、地域創生でも使うことが重要と力説されていた。
Posted by ブクログ 2022年02月20日
タイトル通り、地方創生の全てが詰まっていそうな本。
ただ地方創生だけなく、全てのビジネスにも通ずる1冊だと感じた。
というのも本書を構成している5つの視点が、以下のようにどんなビジネスでも問題になっている切り口だからであると考える。
・ネタの選び方
・モノの使い方
・ヒトのとらえ方
・カネの流れの...続きを読む見方
・組織の活かし方
この視点をもとに、ゆるキャラや特産品、地域ブランド化、ふるさと納税、人口増減問題、観光問題といった問題を様々な事例を紹介してくれている。
特に公園コンセッションの事例はすごく面白かった。街づくりとはアセットマネージメント(不動産経営)である。
どんなビジネスにおいても、責任を持って主体的に実行が出来ることに価値があるということ。
Posted by ブクログ 2021年11月16日
地方創生を考えるにあたっての
基本みたいな部分を理解することができた。
如何にして小さなことからコツコツと頑張ることが
大切だということ。
誰かの課題を解決するところから
事業はスタートするということ。
絵空事ではなく現実的に進めること。
得手して聞くと当たり前なことでも
実践することが難しいも...続きを読むのだ。
行動に起こそう。
Posted by ブクログ 2020年07月05日
面白かったぁ。
補助金ありきの地方創生はうまくいかないに決まっている。税金でハコモノを作って、運用はうまく回っているように見えても、初期投資が回収できないなど。
横並びにゆるキャラ作っても経済効果に寄与しないなど。
事業をやっていない人間がコンサルやってもうまくいくはずがないなど。
なかなか...続きを読む手厳しい意見でした。
計画の段階から、
補助金は使い切ることを想定するのではなく、本当に必要な支出を吟味すること。
失敗した時の撤退シナリオなど、当たり前のことを当たり前にやるということなんだろうな。
もっともっと、官民連携というのが盛んにならないといけないし、事業目線を持たないといけない。
地方創生は横並びではなく、その地域の課題やコアアイディアをしっかりと考える必要がある。
Posted by ブクログ 2020年05月10日
「地方が創生しないのは、地方が創生しようと思っていないから。」というのは本質。また、補助金でなくビジネスでこそ地方経済が蘇るというのも本質。良書。
Posted by ブクログ 2020年01月05日
行政が多く関わる地域でも、結局は持続できる事業をつくることが大事。民間と変わらない強いビジネスをつくること。
地域活性化・地方創生には、
地域学を学ぶことも大事だけど、
その両輪でビジネスや経営や物事の仕組みをつくることを学び、アウトプットする人材が必要。
Posted by ブクログ 2019年12月31日
なぜ、全国で地方創生事業がうまく行かないのか。
なぜ、無理無駄が蔓延るのか。
解き明かし、対処法を示す。
普段の仕事に置き換えても通ずる事が多い。
Posted by ブクログ 2019年10月24日
全国の自治体の名を挙げて、政策をばっさり。
良い悪いを例として具体的に取り上げて評価していた。
超過疎地で公務員をしていた私にとっては全て、
「仰るとおりです。。」と思う事ばかりだった。
道の駅、プレミアム商品券そしてふるさと納税、そのどれもが地方創生に役立ったのかとゆうと、全く実感として感じること...続きを読むができない。あの時この本を読んでいれば、私は職員として町づくりに何か提案を持ちかけ、貢献できたのか、と考えさせられた一冊。極端な評価が多かったので、この意見が全て正しいと思い込まず、まだまだ色んな地方創生の本で勉強しようと思う。
Posted by ブクログ 2017年04月02日
木下氏の言っていることはいつもシンプル。
・補助金使うな。
・とにかく自分から実践。
・小さく始めて大きくしろ。
まちづくりだけでなく、何であれこの考え方が重要。
とにかく自分で考え工夫しなければ、どの分野でもアウト。
Posted by ブクログ 2017年03月21日
地方に一時的に移住しようと計画していたことから興味を持って読み始めたが、経営に関して無知だったにもかかわらずわかりやすい内容で面白かった。
地方に限らず、あらゆる組織にもあてはまる内容だった。
地域活性化でもっとも大切なことは利益を生み出し継続することなのだが、国から補助金をもらうことでそれをプレ...続きを読むミアム商品券を発行したり、ハコモノを作って結局維持費の方が高くついたりと、外部からの資金援助なしに利益を出し続けるという目標そのものがないことが問題なのだそう。
補助金でプレミアム商品券を発行することによって地方の店の収益があがったように見えるが、それは一過性にすぎず継続的に利益が出るわけでもない。しかもその収益に関してもその地方の企業とは限らず都心部にある大企業の店であれば、その収益は都会で納税されるため地方自治体の収入が増えるわけではない。地方を活性化させるための施策なのに結局は地方の活性化にはつながっていないことが多いのだと。
そもそも、国からの補助金やふるさと納税をあてにしては地方は生き残れない。今後人口が減少していく中で、単純に供給を増やすだけでは逆効果で、需要が減っていく中で無駄な事業をやめて、何を優先させて投資していくかを真剣に考え、経営を黒字化させることがもっとも重要な課題なのだと。
これは地方自治体にかかわらず、多くの組織にあてはまるのだが、新しいことを始めようとしても様々な利権がからんでいたり、責任を取りたがらない無責任な人の批判などによって潰されたりすることが多いのだと。無籍な人な100人の意見よりも責任を持った1人の人の意見の方がよっぽど大切にしなければいけないのだと。
何事も当事者意識をもってやることが大切なのだと思った。
Posted by ブクログ 2017年02月08日
地域活性化においては、責任をとらない100人の意見を集めるより、行動する日取りの覚悟のほうが尊い。自ら実践する覚悟が無ければ単なるホラ吹き。
地方でも都会でも、事業は稼いで継続して初めて評価されるものだと思う。この本を地域振興に携わってる国県市町村全ての公務員に読ませたい。
税金で給料が保証されてる...続きを読む身だから、無責任な施策を考えてるんじゃねーか!?
Posted by ブクログ 2023年08月19日
学んだこと5つ
①観光客数ではなく観光消費を重視しよう
→10万人が1000円使うものを1,000人が10万使うものに変えていく
→小さくとも単価が高く稼働率の良い宿泊施設は可能
②地方創生に必要なのはお金を継続的に生み出せるエンジン
③撤退戦略などを立てると良い
→必ず最初に決める
④公園...続きを読むの禁止を増やしすぎない(広場の扱い)
→アメリカのニューヨークでは公園のコンセッション(営業権)で入札を行なっている
⑤民間の企業をうまく活用する
→岩手県紫波町公民連携基本計画を立てた
感想
現在、自治体にいるが中身を全然理解していないと感じた。dxなどと言っているがそもそもdxを推進しなければいけない根本から考え直さなければいけないと思った。継続的な利益を出すための取り組みを作ることや、撤退戦略を作ることでまず、自治体の財政を復活させることから取り組んでいこうと思った。
Posted by ブクログ 2022年02月06日
p115 二宮尊徳が残した「積小為大」という言葉に基づいています。
p208 〜場合によっては躊躇なく撤退を決断できるよう、初期に撤退基準を設けておく必要もあります。
p209 〜各事業の責任を明確にすることと、その責任を個人や組織で負い切れる範囲で実行する必要があります。
p225 二宮金次郎は「...続きを読む分度」と呼んでいます。簡単に言えば、収入に基づいて支出を決め、黒字体質にする
p234 確実に成果をあげる取り組みの多くは、「既存の組織を変化させる」なんてことに労力を割くのではなく、「新たな組織をつくる」ことで、この壁を突破しています。
p287 「戦略の問題を、戦術によって克服することはできない」〜間違った戦略が大半だったりする〜。
#自治体に限らず、様々な組織にとって参考になります。
Posted by ブクログ 2020年05月10日
気づき
・地方創生は、行政が中心となり進められ、ある程度成功している印象を持っていたが、そうではなかった。大切なのは、民間が中心となって、失敗・挑戦を繰り返し、課題を解決することだと分かった。
to do
・小さいものを積み上げて、大きなものを作るようにしていく
・失敗と挑戦を繰り返すことで、力を...続きを読むつける
Posted by ブクログ 2020年04月10日
日本の自治体数は大小合わせ1,700+あるわけだが、国が掲げる紋切り一律型の「地方創生」とは一体何なのであろうか。著者はこれらが抱える問題の本質を明確かつ鋭く指摘している。特に第3章の人口施策の問題分析は秀逸だ。地方創生の旗振り役に問題多い某大臣を挿げていたことからもわかる通り、国の力の入れ様は相当...続きを読む空転している。それに対して著者は主にヒトモノカネ観点から課題抽出しているが、その手法は民間企業の其れと普通に行っている方法だ。目標を決めてKPIを定めてPDCAし場合により撤退する。官僚機構はそれが最も適していたからそうした形になっているが、地方交付金や助成金頼みの創生施策が成功しようはずもない。当たり前ながら収支管理をしっかり行う民間手法が適しているはずだ。著者は王道的にしっかりをその点を指摘している。
地方創生の問題を理解する上では面白いのだがやや惜しいのは「あれダメ、これダメ」の失敗理由オンパレードで、いざ施策提言となると一般論やベストプラクティスの紹介に留まっているところだ。富山市の富岩運河環水公園や岩手県紫波町のオガール広場の事例は面白いが、1,700+ある自治体の創生は一般企業と同じく倒産もあり得ることを理解させ一歩踏み込んだ内容が欲しかったと思う。
Posted by ブクログ 2019年10月06日
結論は地方創生のためには自助努力で補助金に頼らず、民間の組織と同様に努力することが必要ということ。
頭でっかちにならずにスモールスタートで改善を続けていくしかないのでは。
個人的に心に残ったのは、環境や時代や政治のせいにしていたらダメということ。古い体質を捨てて進むしかない。
Posted by ブクログ 2018年10月28日
【由来】
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【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
・「ゆるキャラ」なんて、大の大人が税金ぶち込んでマヂメにやることか?という導入部に象徴されるよ...続きを読むうに、地方創生について流布してる通説や定説をきちんと考えて根本からひっくり返す、と言うか思考停止をしないで提言している本という感じ。
・「大全」本だからチェックリストなんかも付いて、ちょっとマニュアル的と言うか指南書的な意匠。これで¥1,500なら悪くはないか。
【目次】
Posted by ブクログ 2018年09月02日
読みやすい。自分ごととして地域創生に取り組めとのメッセージ。アンチパターンが載っている。
で、どうすればいいかは書いてない。そういうものだとは思うが、もやもやする。