あらすじ
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直接、攻めるな!
囲碁で一番楽しいのは、相手の石を攻めること、という方は多いはずです。しかし、ダメだとわかっていても、ただなんとなく相手の石を追いかけたり、さらには石を取ってしまおうと無理に攻めてしまう方が、ほとんどではないでしょうか。
本書では、アマチュアの皆さんが勘違いしている「攻め」を、理想的な攻めに修正するために、4つの法則をもとに詳しく解説しています。
本当に良い攻めは、「石を取る」ことではなく「相手を封鎖して生きてもらう」こと。相手が無駄な手を打っているあいだに、自分は盤上のどこかで得をすれば良いのです。「直接攻めない」「分断することが大切」など、武宮流攻めの4つの法則を身につければ、あなたの棋力は間違いなく大幅にアップしていることでしょう。
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Posted by ブクログ
本書は、攻めの力が強くなる4法則(4つのポイント)を具体的な局面を多数例にとって一つ一つどう考えていけばいいのか、どうしてそうなのかを具体的に詳解したものです。
本書でいう4つの法則とは以下の通り。
1 弱い石から動く
① 封じ込める攻め
2 直接攻めない
① モタレ攻め
② ニラミ攻め
③ 生きてもらう攻め
3 分断することが大切
① カラミ攻め
4 石の形を崩す・整える
① 弱点を突く攻め
② まず自分の体勢を整える攻め
アマ有段者クラスならば、すでに”知っている”事項を再確認していく感じになるでしょう(知っている事と原則に則って実践できるかどうかは別物ですけどね)。また級位者ならば、各々の感覚の中の問題点を指摘されて目から鱗になる発見もあるかもしれません。
図面が多いので、盤を用意しなくても頭のなかで整理理解が可能であり、棋書の中では比較的サラリと読み終えられるほうだと思います。