【感想・ネタバレ】浄土真宗入門―親鸞の教えのレビュー

あらすじ

鎌倉時代に親鸞が明らかにされた浄土真宗の教えは、現代の私たちに何を伝えようとしているのか。
その教えを聞くことで、私たちの生活がどう変わっていくのか…。
浄土とは、念仏とは、往生とは…、何度聞いてもわからなかったことばが鮮明に輝きだす、基本を確かめたい人から、より深く学びたい人まで全ての人に向けて解き明かす決定版。

序章 「入門」を問う
◆わかっていたはずの人生がわからなくなる、
この歩みこそ真宗入門の歩みでありましょう。
第1章 「浄土」 とは
◆浄土とは、私たちを離れて、どこかに思い描かれるような世界ではない。
◆地獄も浄土も「造ったからある」。造らなければないのです。
◆「死んだらどうなるのか」と問わずにいられない私たち。
第2章 「往生」 とは
◆自分にとって「浄土に生まれる」とはいかなる体験なのか?
◆「往生の生活」とはどのような歩みなのか?
第3章 「本願」 とは
◆真宗仏教の「救い」は「本願」にもとづく救いである。
◆自分のことでありながら、自分でわからない。はてさて?
第4章 「他力」 とは
◆「他力がわからん」とは、自力がわからんということです。
◆「他力」の「他」とは、「自力の心」の他なのです。
第5章 「念仏」 とは
◆「南無阿弥陀仏」は言葉となった仏です。
◆「念仏は、声に出さなきゃならんものなんですか?」
第6章 「信心」 とは
◆「信じる」とはどんな出来ごとだろうか?
◆私たちにとって、「回心」とはどんな体験か?
第7章 「聞法」 とは
◆「法を聞く」とはいったいどのような歩みなのか?
◆なにを聞くのか、なぜ聞くのか、どう聞くのか?
第8章 「回向」 とは
◆他者との絆が問われるいま、「回向」の意味を改めて考える。
◆なぜ往相と還相の、二種回向が説かれるのか?
第9章 「諸仏」 とは
◆「諸仏」のひと言にこめられた、私たちの人生の一大事。
◆阿弥陀仏と諸仏と私たちはどういう関係にあるのか?
第10章 「生活」 とは
◆真宗の教えと「生活」はどのような関係にあるのか?
◆真宗の教えを生きるとはどのような生活なのか?
第11章 「教化」 とは
◆教化という課題は、私たちにとってどういうものか?
◆「自信教人信」とはいったいどういうことなのか?
あとがき

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Posted by ブクログ

今回、感想は書かない。その代わりに目次ダイジェストを載せておく。
序章「入門を問う」で始まり、以下各章のテーマ。
「浄土」とは
「往生」とは
「本願」とは
「他力」とは
「念仏」とは
「信心」とは
「聞法」とは
「回向」とは
「諸仏」とは
「生活」とは
「教化」とは
この本は、是非自分で読んで見て欲しいと思う。真宗の重要なテーマ=言葉に関して、単なる意味の解説ではなく、それをもってどう生きるかということをお聞かせいただく内容となっている。
"教学は「教化」(教えを伝えること)と切り離してはありえないものですが、それは「教学」が、単に私”が”おしえ”を”まなぶという"対象の学"としての教学にとどまらず、私”を”おしえ”に”学ぶという"主体の学"としての教学であらねばならないということです。
(中略)
・・・つねに”現代”に生きてはたらくものでなければならず、同時に、教化に内容と方向をあたえていくものではくてはならないのでしょう。"
いろいろ仏教書や哲学書を読んでいるが、こういった吸収した知識が真宗の生活をするものとして感じ、考えるということに繋がらなければ意味はないなあとちょっと実感。
そしてどう生きるのか、という自分への問いを続けていく。学んだ事、知った事でそれが深まっていく。それで、きみはどうするのだと自分に問うていく。という挙足一歩がでるように。
是非、たくさんの人の読んでもらいたい。
自分はセールで買ったが、定価で買う価値、priceless。

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2021年05月18日

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