あらすじ
本人すら知らない「本人」に会えるのもこれで最後。イラストレーター、エッセイスト、装丁デザイナーとマルチな才能を持つ、南伸坊さんが、話題の人物になりきって、その顔を完全再現。ショーンKから号泣議員に小保方晴子、又吉直樹に錦織圭などなど世間の話題をさらったあの人になりきる爆笑の本人術、ついに完結。
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Posted by ブクログ
10年ほど前、ある雑誌の表紙で養老孟司先生が微笑んでいて、養老特集と思い買って帰ったら、本人になりすました南伸坊氏だったことがある。
本書もそれと同様、本人にそっくりなものばかり。とくにドナルド・トランプ、大江健三郎、野々村竜太郎、小保方晴子、木村拓哉は「傑作」と言うしかない。
どうしてこれだけ似せられるのだろう。メイキャップや瞬間的な表情だけでなく、伸坊氏の場合は、目がその人の眼差しになりきる。ほかのマネ芸人では、なかなかこうはいかないように思う。
伸坊氏いわく、「顔真似」は、自分の顔をキャンバスにして似顔絵を描くことなのだという(see南伸坊・糸井重里『黄昏』)。それには、自分や清水ミチコや片桐はいりのような平べったい顔がいいんだとか。なるほどと、半分わかったような気になる。
これらの写真には、本人が言ったかのような文章も添えられている。これも本人以上に本人らしい。顔真似だけでなく、口真似も絶品だ。
Posted by ブクログ
南伸坊さんがいろいろな有名人本人になってしまうシリーズの一冊。
ページを繰るたびに、
「なんでこんなに似てるんだ」と衝撃みたいなものを受け、
そして瞬時に笑える、という楽しいシリーズなんですよね。
若い頃に、文庫版の『歴史上の本人』を読んで、
こんなに痛快な本があるのか!
と、とても嬉しくなったものです。
それ以来、また機会があれば読もうと思っていました。
写真だけのページもあれば、
本人になりすましたエッセイ付きのもあります。
そのエッセイがまた本人の独白と他人のなりきりの、
独白よりのちょうどよいポジションにいるような感じがして、
さらに本人への批判が無いがためにおもしろく読める。
本書に並んでいるレパートリーは、
ざっと約80人。
2016年発行で、ちょっと忘れかけていて懐かしい、
当時は旬だった人も載っていますが、
その当時が旬でも、まだまだ魅力を放射している
たとえばプロ野球の清宮幸太郎選手もいます。
一年の始まりの初笑いというか、初愉快にもってこいですよ。
素人芸的な発想から始まって、
ここまで高くなった芸、という感じがありますが、
これはまったくエンターテインメントですねえ!
Posted by ブクログ
話題の人物の物まね写真エッセイ。続編。著者は「本人術」という。よく似ているものから、微妙なものまで色々。
この写真集を見ると、著者の四角い顔は、顔真似に好都合。顔形は、顎にスミを塗って削れば良い。丸顔や長顔の場合、そういうわけにはいかない。(^^;)
Posted by ブクログ
タイトルでこの本があれなことに気づかなかったーよ。
本開いてわーおと思いましたね。
ブラックです。
さも当然ヅラしていやがるぞコイツ。
しかもフィクションから出てきてるやつもいるぞ。
スクリーンにお戻りください。
舞台裏は面白かったです。
意外に経費節約してるのね。
Posted by ブクログ
なかなか 笑える本でした。
写真集という ジャンルになるのでしょうか??
文章も載っていて これって まさか 物まねされている本人が
書いたんじゃないよね??
でも、そう言いそう~~(笑)
そんな感じの 雰囲気なので 楽しく見ました。
写真は全部白黒だからかなぁ~~
結構 似ていました。
物まねされている方の特徴を上手くつかんで
出している表情は凄いですね~~
たまに 全然違うでしょう~っていうのもありましたが衣装や小物の使い方が上手いです。
しかも、100円ショップの物を利用しているというのが凄いですね!!
オリジナルの ご本人の顔を最後に見てびっくり!
え~~~ この顔が 他の方のあの顔になるの?!と・・・
オール読物に連載されていたようなので
見かけた方もいらっしゃると思いますが
楽しい本でした。
Posted by ブクログ
似ていて笑っちゃうのと、構図の面白さ。全然似てないのもあるけど、何度か見ているうちに似ているかもと思う瞬間があるのは不思議。
何事もやってみることが大事なのではないかと思う。