あらすじ
絵心も無いのに美術の授業を選択した鳴海は美術教師の神楽坂の好意で放課後、絵の描き方を教わるようになる。ある日、鳴海は神楽坂に頭を撫でられた。その大きな手によって曖昧だった過去の記憶を少しずつ思い出していく。お互いに惹かれ合うものを感じていたが、それは2人にとって人生の分岐点である共通する悲しい過去が引き寄せたものだとわかり…。本格派骨太ドラマティックラブストーリー。
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Posted by ブクログ
2012/12/19
【やや好き】表紙が気になって購入。 美術教師:あっちゃん×生徒:鳴海。 偶然の出会いが10年前の過去に繋がっていく。 父親の死、先生の手、5歳の頃の欠落した記憶、夢と初恋、幼なじみの想いなど盛り沢山の要素。 過去の出来事は重いが読み口は地に着いた印象でさほど重く感じないので読みやすかった。 最後で二人の思いが通じる所は、悩み抜いた挙げ句…みたいな盛り上がりが欲しかったかな。 ちょっとあっさりした感じなのがカタルシス不足。 初コミックスとのことなので次作にすんごく期待。
Posted by ブクログ
美術教師×男子高校生
絵が苦手なのに美術を選択した主人公は、その壊滅的な下手さゆえに美術講師から放課後に教えてもらうことになる。
しかし、頭をなでられた瞬間によみがえる記憶によって、その教師と昔会ったことがあると判明する。
父親を亡くした火事の記憶がすっぽりと抜けていることに疑問を抱き、その記憶に先生が関わっていることがわかるが…。
テーマとしてはとても重いです。(ドロドロという意味ではなく)
絵柄もそうですが、強引な展開(どうしてこうなったかという原因というか根拠があいまいな描写が何箇所かあるのですが、描写やストーリーがリアルであるがゆえにそこがどうしても気になる)
軽くないお話が読みたい人向け、ですかね。