【感想・ネタバレ】BABEL 復讐の贈与者のレビュー

あらすじ

「今から起こることは、全部おまえのせいだ」。
高校時代の同級生に復讐するため、高層ビルの展望室を占拠し、
多数決で殺す人質を決める“命の投票”を始めた男・伏見。
彼の計画は、一人の男の登場によって綻び始める……。
人それぞれの隠れた弱みを巧みに見抜き、利用し、業務をこなす義波と復讐代行業者《援助者》。
だが、彼らにもある組織が忍び寄る――。
変幻自在にあなたを惑わす、衝撃のミステリ!
番外編「象の鎖」収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

もともとはドラマ「GIVER-復讐の贈与者-」ということで読み始めました。ドラマ版とは異なる展開の話もあり、小説という映像ではない表現方法を生かした内容のものがあり、どの話も読みごたえありました。中でも『グラスタンク』『スプリングブレイク』『象の鎖』が面白かったです。また『象の鎖』は依頼者の一人称で描かれているのですが、何故一人称なのか依頼者が出会った義波という人物はどのような印象なのかというところに注目して読むとラストの展開に驚かされます。

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2018年11月24日

Posted by ブクログ

そういえば、前作もそんなに大好きだった訳じゃなかった。何となくノリで、新作が出たから読んでみようみたいな。同じく短編集だったけど、最初の2編が実に底の浅い勧善懲悪物語で、正直、そこで止めようかと思った。でも中盤以降は盛り返してきて、最後に登場人物同士の関係が纏まっていく様とかもなかなかでした。穿った見方をすると、いかに上手く纏めるかってところに力が割かれ過ぎていて、物語そのものの面白みには欠けると思いました。いかにも次作へ繋がる終わり方だけど、もうこのシリーズはいいです。

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2017年08月12日

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