感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
とてつもなく駄目男に絵に描いたようにだまされた弥生
やはり、つらいことのあとにある出会いは意味があるのかな
今まで読んだ道尾さんの小説にしては、現実的というか
刹那感がないような気はしながらも、ストーリーの面白さに
どんどん惹かれて、読みやすい文章に乗せられて一気に読みました
映像としての線香花火は、想像するに幻想的で美しかった
あとがきを読んで知ったのは、この小説は
フジテレビの月9の原作として書かれた小説だったのですね
実際は、ドラマとは登場人物も内容もかなり違ったものになったようですが
ドラマのストーリーとしてテレビ局から様々な希望、制約があったので
いつも「映像化できないこと」を前提に小説を書いていた道尾さんにとって
初体験ながら楽しめたということでした
道尾秀介さんは、わたしにとって、
いつもいつも違う面を見せてくれる作家さんだなぁ
Posted by ブクログ
家具屋の社長 葉月蓮介
派遣社員 弥生
モデル シュウメイ
お金、愛、情、見栄、嘘、、、、
人は不安がある時に嘘をつく。それが人を傷つけたくなくてもついてしまう。
そんななかで弥生の素直な性格がまわりの蓮介、シュメイに影響をあたえる。
最後ハッピーエンドでこんな読み終わりでスッキリな話は想像していなかった。
いろんな苦悩があれど乗り越えていくんだな。
ラブストーリー、少女漫画が好きなのかも
人の色恋はおもしろい
Posted by ブクログ
お金と仕事と人間愛のロマンチックな話だった。
職場と無職ダメ男から決別して行った上海で、若社長の葉月と出会う弥生。
一方葉月の会社の営業により自分の働く会社がなくなってしまったシュウメイは葉月の会社からモデルの誘いを受ける。
初めは断ったものの友人の裏切り、頼りにしていた長年疎遠だった父が実は一文無しの借金苦だと知り、モデルの仕事をすることに……
という話。
割と終盤までオチが分からずはらはらしながら読めた。
シュウメイの父の話は何処をとっても辛い。その辺の絶望描写は流石道尾秀介と言わざるを得ない。
主人公とシュウメイの性格がとってもいいのでいい読後感でした。幸せになって欲しい