【感想・ネタバレ】ジャコ・パストリアスの肖像のレビュー

あらすじ

自他共に認めた“世界最高のベース・プレイヤー”の光と闇。フレットレスのフェンダー・ジャズ・ベースという愛器を操り、これまでの概念を覆す唯一無二のプレイで、ベースという楽器の可能性を広げ、その後のミュージシャンたちにも多大な影響を与えた伝説のベーシスト、ジャコ・パストリアス。彼の音楽の原体験から、ベースという楽器との出会い、ミュージシャンとしての輝かしい栄光、そしてあまりに悲劇的すぎる最期へと続く、激しく刹那的な35年のストーリーが、数多くの有名ミュージシャンの証言を交え語られていく。天才ベーシストの、成功への足跡はもちろん、その後に訪れた闇までをも克明に描いたリアル・ストーリー。すべて音楽ファンに贈る一冊です。

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Posted by ブクログ

ベースに革命をもたらした天才ベーシスト、ジャコ・パストリアスの破滅的な短い人生を描いた衝撃的なドキュメンタリー。

ジャコが脚光を浴びるに至る過程は松下佳男の『ワード・オブ・マウス ジャコ・パストリアスの言葉』の方が詳しく、本書では、その隙間を埋めるような記述が目立つ。

全体的にはジャコ・パストリアスの闇の部分、ドラッグとアルコールに溺れた人生がスキャンダラスに描かれ、読み進むうちに悲しみだけが募り、ある意味では悪意すら感じられた。

ジャコ・パストリアスのファンであれば、彼の産み出した素晴らしいグルーヴに溢れた音楽を純粋に楽しめば良く、闇の部分など知る必要はないのではと思う。

ジャコ・パストリアスの音楽的な世界を理解するのであれば、松下佳男の『ワード・オブ・マウス ジャコ・パストリアスの言葉』の方をお勧めしたい。

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2016年05月21日

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