【感想・ネタバレ】史上最強の哲学入門のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

【真理】
・プロタゴラス
背景…民族間の交流で、神話毎の相違に人々が気づく
主張…完全な真理などない
・ソクラテス
背景…プロタゴラス派による口だけの政治
主張…無知の自覚こそが真理の追求への情熱に繋がる
・デカルト
背景…元々数学者でもある
主張…「我思う、故に我あり」だけは公理
・ヒューム
景…デカルトも、神は疑えなかった
主張…神ですら過去の経験の繰り返しによる思い込み
・カント
背景…ヒュームの主張では、数学や物理は説明不可
主張…経験の受け取り方には「時間」「空間」など一定の形式があり、真理は人間によって規定されるもの
・ヘーゲル
背景…カントは真理そのものを解き明かせなかった
主張…弁証法によって究極の真理に辿り着く
・キルケゴール
背景…弁証法ではいつ真理に辿り着くか分からない
主張…そのために死ねるようなものこそが真理
・サルトル
背景…弁証法を実際に進めてみようじゃないか!
主張…自由の刑だからこそ、歴史を進展させてみよう
・レヴィ・ストロース
背景…未開人の合理性に感嘆し、理想は西洋人の傲慢
主張…歴史は一方向でないし、文化間の優劣もない
・デューイ
背景…戦争により人間の理性が批判的に見直される
主張…人を殺したらいけないと真理を決めたら世の中が安全になるように、有用性があることこそが真理
・デリダ
背景1…西洋文明話して中心主義だと批判していた
背景2…数学でも物理でも限界が発見された
主張…読み手それぞれが好きに解釈したことが真理
・レヴィナス
背景…ナチスに迫害され、死んでも世界は回ると悟る
主張…他者は、自己完結から救ってくれる唯一の存在
【国家】
・プラトン
背景…師匠ソクラテスが衆愚政治で殺された
主張…イデアを知る哲人王こそが国を治めるべき
・アリストテレス
背景…アカデメイアの首席の反抗生徒
主張…民主制も君主制も貴族制も革命され崩れる
・ホッブス
背景…宗教戦争による国家への不信感
主張…国家とは殺し合いを避ける安全保障システム
・ルソー
背景…王族の贅沢による国家の存続危機
主張…真の主権は人民であり、国家は必要ない
・アダム・スミス
背景…国家の健全な運営のために経済学が生まれた
主張…皆の利己心は見えざる手に導かれ社会の利益に
・マルクス
背景…スミスによる資本主義国家の繁栄
主張…資本家が労働者を搾取しているから、いずれ資本主義は滅びる。共産主義にすべき
問題点…官僚がいる限り本当の平等は無い、平等などみんなやる気出ない、適者生存による最適化がない
(資本主義の成長の飽和により、労働の価値がなくなり、働いたら負けという人が増えた。これからは新自由主義で、小泉政権のように郵政民営化などの小さな政府化や、規制緩和をすべき。)
【神】
・エピクロス
背景…アレクサンドロス大王の侵略により国家が崩壊
主張…苦痛が取り除かれた自然な快楽を求め、神の事も気にしすぎず、自然に生きよ
・キリスト
背景…ユダヤ教のもとで救世主として生まれた
主張…汝の敵を愛せ、差し出せ
・アウグスティヌス
背景…分裂中のキリスト教にあとから入信
主張…人間は禁欲などの努力によってのみ救われる
・トマスアクィナス
背景…キリスト教はアリストテレス哲学に矛盾した
主張…死後の世界など、理性で分からない領域は神学
・ニーチェ
背景…キリスト教の内部分裂
主張…神など弱者の恨みが作り出したもの。それは人間の本来の生を押し殺し末人を生んでいる。神が死んだ世界で、力への意志を自覚した超人になるべし。
【存在】
・ヘラクレイトス
主張…万物は流れ去る
・パルメニデス
主張…有は無にならない
・デモクリトス
主張…原子論
・ニュートン
背景…教会の腐敗によりルネサンス運動が起こる
主張…万有引力と微分から月の公転を説明
・バークリー
主張…存在するとは知覚することである
・フッサール
主張…物理的な世界すら思い込みに過ぎないのでは?
・ハイデガー
主張…存在とは、人間の中で生じるもの
・ソシュール
主張…言語とは、モノを区別するために作られた。例えば日本では姉と妹は区別されるが、sisterと呼ばれる国では区別されない。このように、物事の区切り方によって見えている世界は違う。

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2024年02月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1この本がテーマとしている問題提起は何か? どんな問題を提示し、 どんな解決方法を提案しているのか?
.哲学の初心者でもわかる今までにない入門書を作る事で、そのためにバキのような格闘バトルの要素を取り入れて哲学者同士をバトルさせる方法で書いている
2この本はどのように始まり、どのように終わったか?
.哲学入門書を挫折した初心者でもわかるような本を書いてくださいから始まり、アリガトウ哲学者、フィロソフィーイズビューティフルで終わっている
3 あなたはこの本から何を学びたいか?
.哲学の流れと、一つ一つの意味
4この本が同じジャンルの他の本と似ている部分、 違う部分はどこだろう?
.他の哲学入門書と似ている部分は取り扱っている哲学者の主要な考え方をまとめているところでまとめた本との違いはそれらの哲学者をキャラクターのようにしてテーマに沿ってその対立の仕方をバトル漫画のように書いている点
5 この本はなぜ重要なのか?
.哲学をバトル漫画のようにわかりやすく書いているところ
6この本のタイトルは内容と合っているだろうか? あなたが本のタイトルを付け直すとしたら?
.あっていると思う、付け直すなら大哲学バトルとかかな?
7この本のキーポイントやコンセプトは何だろう?
.哲学入門書に漫画バキの成分を入れてバトル漫画の用に読めるようにすること
8本の書き出だしをチェックして、作者は読者を引き込むために どんなトピックを展開しているか?
.哲学入門書に挫折した人のための入門書を書いてくださいと頼まれるところから始めて、そのまま書くとどこかでみたような本になってしまうところから始まる
9 本で扱われているビジュアル・・・チャートラベル グラフ 写真図解から何を学んだか? それらの要素からどんな種類の情報を得ることができたか?
.それぞれの哲学者の思考のイメージを学ぶことができた例えば真理の解釈のされ方のようなもの
10著者は読者に対してどう考えてほしいと思っているのだろうか?
.哲学をより楽しんでもらうこと
11人に勧めるとき、どの章どんな情報を1番に取り上げるか?
.第1章、真理の部分の相対主義からアリストテレス、そこからレヴィナスで一周まわるところまで
12 作者はこの本をおもしろくするために どのような工夫をしているだろうか?
.哲学者たちをバトル漫画のように思想を戦わせてる
13作者の主張のどこに賛成できるか?その理由は何か?
.この本でより楽しんで哲学をすることには賛成する、この本を読んでいると哲学の流れのようなものへの理解が深まって、他の哲学の本も読みたつなったから
14 テーマを説明するために作者がどのような事例を 出しているのか? 興味深かった例は?
.前の時代の思想を出しながら次の哲学者がどのようにその思想を、破るのかを書いている部分、例えばプロタゴラスの相対主義をそれでは、思考が堕落してしまうというところから無知を知ることで、知りたいという情熱が湧き上がって来るところの話など
15 この本を読んでいるときにどんな感覚になったか?
.それぞれのテーマごとの思想の変化がわかりやすくて、楽しい気分になった
16 この本で最も重要な一文はどれか?その理由
.バキ分が足りなかったのです
17本の内容を振り返って、自分にとって 一番さった箇所はどこか?
.本全体の哲学感が自分に刺さった

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2023年11月06日

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