【感想・ネタバレ】キアズマのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ここにも呪いを背負った人がひとり、ふたり。
そんな呪いも含めて繋いで走っていくっていうのが、このシリーズのテーマなのかな。
今回もレースの描写は秀逸で、自分が風をきって走っているかのような気持ちにさせてくれる。

このシリーズに出会ってから、Youtubeで日本のロードレースを週末見ている。(タイムリーに色々やってるのになぜかいつも雨)
まだ、エースをひいている局面に出会ったことないんだけど、そんなにあることじゃないのかな?
チームみんながエースに託す、そんなレースを見てみたいのだ。

赤城さんが出てきたのにテンション上がった!
赤城さーーーん。

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2023年11月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感想
今回はプロではなく、大学生がロードバイクと出会い、奮起する話。

大学の時の先輩もロードバイクやってたなぁ。なんて思い出しながら読んだ。

大学時代を捧げるくらい熱くなれるものに出会えたなんて幸せ。ロードバイクにも乗ってみたくなった。

あらすじ
フランス帰りの岸田は、新光大学に入学した。入学時に自転車部と事故を起こし、自転車部の部長の村上に怪我をさせてしまう。村上のお願いを何でも聞くといった岸田は、自転車部に入って欲しいと言われる。

しぶしぶ1年だけと考えて、自転車部に入ったが、岸田はロードレースの魅力に取りつかれていく。

岸田はエースの櫻井を追いかけ、練習や食事調整、体重管理なども積極的に行うようになり、なんと自転車を始めて4ヶ月でインカレチャンピオンになる。その後は櫻井とどちらがエースかで一悶着。

岸田の自転車生活は続くように思われたが、中学時代の友達で柔道部の顧問に障害を追わされた豊が自殺未遂をしたことで酷く思い詰め、自転車を辞める決意をする。部長の村上から最低1年は部に所属する約束を守るように言われて、再び自転車部に戻る。怪我をした櫻井と大会に出て、レースの楽しさや自分が自転車を改めて好きなことに気づく。

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2024年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ第1作となる「サクリファイス」でどハマりし、本作はシリーズ第4作となる作品。

シリーズの主人公的な存在の白石誓の物語ではなく、大学生が初めて自転車競技に出会い、のめり込んでいく物語。

1年間限定で入部することになった正樹と同じ倶楽部で活動する3人の物語だが、メインキャストは正樹とチームのエース櫻井。

今までのシリーズと違い、初心者が初めてロードレーサーに乗るところから描かれる本作はある意味で本格的な自転車に乗ったことの無い私のような存在には入門書的な存在でもありました。

人としての成長物語でもあり、大人になりきれない大学生という微妙な年頃を描いた青春物語。

本作も大満足の1冊でした。

説明
内容紹介
ふとしたきっかけでメンバー不足の自転車部に入部した正樹。たちまちロードレースの楽しさに目覚め、頭角を現す。しかし、チームの勝利を意識しはじめ、エース櫻井と衝突、中学時代の辛い記憶が蘇る。二度と誰かを傷つけるスポーツはしたくなかったのに――走る喜びにつき動かされ、祈りをペダルにこめる。自分のため、そして、助けられなかったアイツのために。感動の青春小説。
内容(「BOOK」データベースより)
ふとしたきっかけでメンバー不足の自転車部に入部した正樹。たちまちロードレースの楽しさに目覚め、頭角を現す。しかし、チームの勝利を意識しはじめ、エース櫻井と衝突、中学時代の辛い記憶が蘇る。二度と誰かを傷つけるスポーツはしたくなかったのに―走る喜びに突き動かされ、祈りをペダルにこめる。自分のため、そして、助けられなかったアイツのために。感動の青春長編。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
近藤/史恵
1969(昭和44)年大阪府生れ。’93(平成5)年『凍える島』で鮎川哲也賞を受賞し、作家デビュー。2008年『サクリファイス』で大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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2021年04月20日

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