【感想・ネタバレ】暗黒女子のレビュー

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 まさに正統派イヤミス。名門女子校のカリスマであるいつみが死んだことで始まったお茶会からどのような展開になるか気になって読み進めた。語り部の5人の小説を装った証言はどれも「自分に都合が良いことや他人に都合が悪いことは隠さずに発言し、自分にとって都合の悪いことは黙秘するか誤魔化す」というものでどの証言も矛盾が生じることに「これぞイヤミスだなぁ。」という妙な満足感があった。そしていつみの本性と復讐方法は身の毛もよだつもので驚かされたが、最終章で明かされたどんでん返しは「5人にとっては生き地獄だな。」という最悪のラストだった。

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2024年05月19日

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飯豊まりえちゃんが主演の映画「暗黒女子」が公開当初からずっと気になってて、予告映像とか何回も見てたけど本編は見ずに6年が経ち、そういえば「暗黒女子」ってどういう結末になったんだろう(ラスト24分の怒涛の裏切り…みたいな予告が印象的だった)って思い初読。
やっぱりイヤミス最高〜!!!!!湊かなえさんの「告白」みたいに段々と真相がわかるのかと思いきや、一人一人が秘密を抱えててその秘密を守りながら嘘を突き通していく。そして、最後のいつみの小説により全てが明かされる。そしてそして、最後にはどんでん返しが起こる。
映画も絶対近日中に観たい。

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2024年01月10日

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続きが気になり読む手が止まらなくなる良い作品でした。
いったい誰がいつみを殺害したのかドキドキしながら読んでいたらラストにまさかの展開で見事に騙されました。
ここまでで終わってたら「あぁこうゆう展開か」になるのですが、ラストのラストでもう一捻りあってそれがまた衝撃的でした。

また忘れた頃に読み返したいと思います。

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2023年08月25日

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とあるお嬢様系のミッションスクールで文学サークルの会長・白石いつみが転落死。
彼女に関わった5人+副会長で親友だった小百合の朗読小説がこの事件の真相を解き明かしていく…はずが…
朗読小説を書いたメンバーそれぞれ後ろ暗いところがある人たちばかりのようなのが途中からわかってきたので、それぞれその人にとって都合よく真実を捻じ曲げている部分があると思いながら読みすすめていくことになりました。

朗読小説という名の、5人の独白の後、小百合が本人から預かったとする手紙を読み始める。
ここまでくると結末が気になって気になって仕方がないので一気に読みました。その一方で、「こいつに罰が下らないかな」と思いながら読みすすめました。

結果ああなりましたが、なんとも後味が悪い。
他の方のレビューを見ていると「イヤミス」というなんともぴったりな表現がありました。
「イヤミス」といえば湊かなえさんですが、この作品は湊作品よりエグイ気がする。

でも、この人の作品、もっと読みたい。

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2023年03月26日

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2024.418
各章を読むごとに全員の関係性がどんどん歪んで見え、誰が真実を話しているかわからなくなる。
最後にいくにつれ、これは最後の最後で種明かしなんだろうなと予測はつくものの、女同士のドロドロ、ザラザラしたあの嫌〜な関係性がどんどん浮き彫りになっていく様も面白かった。
それぞれが自分本位に物語を作り上げていたこと、それをうまく利用していたいつみの悪どい策士さに後味は悪いもののなんだかスカッとした気分を味わえた。

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2024年04月18日

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面白かった!
部員それぞれが「白石いつみの死」をテーマに書いた小説を朗読することで展開していくストーリー。
展開の斬新さもさることながら、それぞれが語るいつみの死の真相が食い違い、各々別の人物が犯人だと指名している。しかもそれを仄めかしているのはいつみ本人?
誰が嘘をついているのか?真実は一体なんなのか?続きが気になってどんどん読み進めてしまった。

最終章の朗読で明かされる真実、各々が「いつみからのダイイングメッセージだ」と書き記していた「すずらん」の本当の意味。そしてそのすずらんの行方…鮮やかな伏線回収にゾッとした。

…と思いきや、さらなるどんでん返し!
思わず膝を打つ展開でした。面白かったー

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2024年04月11日

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久しぶりのイヤミス。
何通りの動機と犯人像とに先が気になり一気読み。
表面はみんな人思いのいい生徒なのに、全員嫌な人だった。イヤミスにありがちだけど、面白かった。

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2023年11月05日

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だんだん真相に近づく流れと思いきや二番目の朗読で違うと気づきました。どうなるんだろうと読み進めると予想外の結末が。ライトなイヤミス学園もので読みやすかったです。

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2023年09月24日

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ミッション系名門女子高の理事長の娘が復活させた
文学サロン、一人の女王に傅くメンバーという構図
で最後の定期朗読会が行われた
全員で女王「いつみ」の死を語る小説を朗読する会
であり、全員が「いつみの死」になんらかの責任・
関与を小説中に記述するのだが、事実を多方向から
語るとなぜか明確な矛盾があり、最後に「いつみ」
自身の小説が・・・(´・ω・`)

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2023年08月30日

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久しぶりのイヤミス。
どんでん返し系とても大好きなので面白かったです。

みんないつみに憧れてるし、尊敬している。
けど本当はいつみに弱みを握られてるから一緒にいるという…
「美しく、うら若き罪人たち。」
文学サークルの全員が罪を抱えている、それを利用していつみにとって完璧な世界を作り上げる、女の子って怖いっていうのを見せつけられる作品でした。

鈴蘭の花言葉は「純潔、純粋、謙虚」けど少量でも死にいたる毒を持っているといういつみにとても合う花だと思います。

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2023年07月03日

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あるお嬢様学校の文学サロン、その部長であるいつみが転落死をしてしまった。

文学サロンでは恒例行事として、闇鍋会というものを行なっている。
今回、文学サロンのメンバーは、それぞれ いつみの死を題材とした自作小説を持ち寄り、闇鍋会で朗読することとなる。
それぞれの小説の中で、それぞれの人間関係が徐々に明らかになるが、どの人物も犯人として名指しするのは別の人間。
一体、誰が真実を語っているのか…

最後に、いつみの告白文にて全てが明らかになる。
いつみは、自身が主人公となるために脇役を求めていた。
彼女が文学サロンに引き抜いた者たちは皆それぞれ秘密をいつみに握られていた。
そして、いつみは自身への復讐をそれぞれの脇役たちが企んでいることを知り、それを逆手に取ろうとする。

しかし、ここで副部長の小百合がついにいつみに牙を剥く。
小百合は、教師である北条との安定した暮らしにすっかり魅力を無くしてしまったいつみを憂い、自ら主役の座を奪うことを決意する。

そして、闇鍋の中身には文字通り ビーナスの体を分けたものが…
彼女は、脇役たちの秘密を握りしものとして新たな主役となることを選んだ。

それぞれの視点での物語は、微妙にそれぞれ言い分が異なっており、しかしその中に紛れている真実と、嘘が最後に明らかになっていくのが面白かった。
いつみの告白文にて真実が明らかになり、そこからさらに小百合の裏切りによって物語が完成した。

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2023年05月06日

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結末は予想しなかったものでした。それぞれ書いた小説は誰かを犯人としていて、順番に読み進めて行くと真犯人が分かる流れかと思ってた。

白石いつみの小説を読んでいて、「慎二さん」と名前が出てきて、ん?!教師と生徒の関係?!…北条先生か??短期留学に同行はしてて、影薄かったけど男性は他にいなかったよな…

とすると、二人の関係が発覚していつみを殺すとしたら…父親?!でも、突き落とした事を匂わせる描写はなかったような…

え?死んでなかったの?!自分から飛び降りた?!…何で?!

まんまと思考回路を壊されました。戸惑って狂わされて、頭の中がまとまらずに読み終える感じ笑。ストーリーの設定や小説で気持ち悪い状態がずっと続き、読み終えてもスッキリとはならず"イヤミス"っぷりはさすがでした。

結末を知ってしまったので残念ですが、映画を観たいと思いました。映画のカバーが付いていて、女子生徒役の女優が並ぶ中に千葉雄大が一人。そういうヒントになってたわけね笑。

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2023年09月20日

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登場人物がそれぞれの視点で少女が亡くなった
事件の事を小説に書き、闇鍋会で読む。
それぞれがいろんな人物を犯人扱いしていて、
どれが本当だか分からない。
これだけバラバラな内容だと全員がウソなのでは
と思って読んでいたら、まあそんな感じだった。
不穏な雰囲気の物語は好きなので面白かったが
なーんとなく先が読めてしまった。

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2023年07月30日

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中々のイヤミス感。
名門女子校の文学サークルメンバーそれぞれに裏の顔がありそれを握って女王に君臨するいつみとそれを支えていた小百合。
最後の最後で小百合の闇が明らかになり、読者に大きな衝撃を投げかけて終わる。結果的に裏の支配者になっていた小百合の存在が最初から不気味な感じを醸し出しているので、そういった意味では予想を裏切らない結末であった。

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2023年05月28日

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