【感想・ネタバレ】軍艦長門の生涯(下)のレビュー

あらすじ

日米開戦回避の願いも空しく、昭和16年12月2日、連合艦隊旗艦長門より「新高山(ニイタカヤマ)登レ」は発信された。だが快進撃も束の間、時すでに海洋戦の主体は巨大戦艦から航空機へと移っていた。敗戦から一年、長門は原爆実験の標的艦として遠くビキニの海に沈む……。本書は、二百余名に及ぶ証言と綿密な考証をもとに、近代日本が経験した未曾有のドラマを余さず伝える記念碑的長編である。

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Posted by ブクログ

昭和16年11月~

久しぶりに本読んで泣きました。これ読んだら、そりゃあ「長門」を好きになります。生涯なだけあって、「長門」が胎動し始めてから隠れる(沈む)までが、一個の人間のように描かれてます。フネという完全に無機物な主人公が本当に活き活きとして…おかげで最後が余計辛い。

巻末の解説が、今まで上中下と読んできた「長門」の記憶を呼び起こして。そう、軍艦ってさ、名前も姿も、こう言ったら語弊があるんだけど生き様も、美しいんですよ。

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2013年09月23日

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