【感想・ネタバレ】「メイド・バイ・ジャパン」逆襲の戦略 四畳半から世界を狙う!のレビュー

あらすじ

世界はクレイジーな日本人を待っている! 「やっとモリタ(盛田昭夫)の様な日本人が来たな」――インド高官にそう言われた著者。新興国の市場が求めているもの、世界の企業と戦うときに必須のもの、そして日本企業に欠けているもの、それは「情熱と狂気」、そして「スピード感」だ。本書は、日本企業の経営を「しょうもない」と一蹴し、日本復活を夢見て、アジアで世界を相手に孤軍奮闘するテラモーターズ社長、渾身の一冊。僕たちは、テラモーターズをあのアップルやサムスンを超えるメガ・ベンチャーに育て上げてみせる、と固く心に決めている。そんな僕たちを「クレイジーだ」と笑う人たちもいる。「クレイジー」――。僕たちにとってこれほど、光栄な褒め言葉はない。なぜって、あの高杉晋作も、日産自動車創業者・鮎川義介も、はたまたあのスティーブ・ジョブズも、最初は「クレイジー」と笑われていたではないか――「はじめに」より

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Posted by ブクログ

ネタバレ

徳重さんの人柄がわかる。また、海外で働くことへの後押し、エールにもなった。

----------プロフィール----------
大企業に勤めて安定した生活を求められて生きてきたが、九州大学で世界を旅行し、成績を残していた住友海上保険でましな幹部社員にもなりたくないと気付き、退職。勘当され滑り止めのThunderbirdでMBAを取得。シリコンバレーで無給で働く中で、「ビジネス界の野茂になろう」と決意し、最もチャンスのありそうな電気バイクで起業。2010年4月設立、年間3000台売上、売上3億円、出井さん・辻野さんらが出資、資本金4億円、比・越・印に進出済。

----------抜粋----------
「自分たちのつくりたいものをつくるのではなく、市場が求めているものをつくる」日本の大企業には、この切り捨て、割り切りができないのだ。職人気質が高じて、顧客を求める以上に完璧で非の打ちどころのないものをつくろうとしてしまう(P73)
どの商材を扱うにしても経営者はその商材の専門家やプロフェッショナルである必要はない。経営者は経営のプロフェッショナルであればよいのだ。例えばベンチャー経営であれば、優秀な人材を獲得する力、資金を調達する力、パートナーを見つける力、交渉力などを持っていることがプロフェッショナルの条件になる。しかし、日本のベンチャー起業家は、経営者を目指すのではなく、「自分の好きなこと」を仕事にしようとして起業したケースが圧倒的に多い(P81)
60%でGo!必要なのは軌道修正力(P87)
大学時代は海外旅行に熱中した。世界は広いことをリスト同時に、狭いこともわかった。「この広い世界を舞台に働きたい!」という気持ちがどんどん強まって行くのを感じた(P103)
リード・ホフマン氏(ペイパル創業メンバー、LinkedIn創業者)「今や私たちの人生自体がいわば小さな会社のようなもので、私たちはその会社の起業家なのです。確かな保証のない中、少ない資金をやりくりし知恵を絞り、人脈を駆使してなんとか事業をやりぬこうとしている起業家と同じ感覚で、誰もが自分の人生を気開いていかねばなりません」(P120)
Gmailは、数百万人の利用者を得てもなお、2009年までベータ版で有り続けた。僕もまた、一人の企業家として、いや一人の人間としても、常に未完成のベータ版でいたい(P.144)

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2014年04月10日

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