【感想・ネタバレ】相手も、自分も気持ちよく話せる秘訣のレビュー

あらすじ

超大物俳優、ミュージシャン、人気アイドル、お笑い芸人…一般の方まで。のべ3000人以上のインタビューを行ってきた著者が、自身の実体験やインタビュー時のエピソードをもとに、会話の面白さ、コミュニケーションの心得をアドバイスした1冊。今ではプロインタビュアーの彼女。でも…以前は内気で極度の人見知りだった。その彼女が、多くの出会いを通じて、感じた、つかんだ、気づいた、人と人との関係で本当に大切なこととは…?

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Posted by ブクログ

会話のハウツー本かと思いきや、著者の経験談がふわっと書かれており、どうやら天然でインタビューをしている人だということが分かる。
ハウツーを求めた人にはとても物足りないと思うけど、自分はなんとなく「良い会話にするためのキーは、ハウツーではなく本当に相手に興味を持つこと」というのが著者の真意だと受け取ったので、結果読んでとても良かった。たしかに表面的ではない相手への接し方ってどんな場面でも伝わるよなあと。

よく言う「会話のコツは聞き上手になること」というメソッドに対しても、「興味がなければ目の色に出るので要注意」だそうで、インタビューでも自分が興味ない話では話題を変えるとのこと。でも結果そのスタンスが、インタビュイーから指名されるほどの信頼を得るのだなあと思った。

踏み込んだ話を聞く時は「まずはフランクな話で相手の信頼を得てから」「あくまで相手のため(嫌がるなら深入りしない)というスタンスを崩さない」「質問の前に一言、腹を割った自分の意見も付け添える(インタビュアーがどんなスタンスか知れたほうが相手も話しやすいし、相手も自己開示してくれる)」というのもなるほどなーと思った。

欲を言えばやっぱり文章が天然で革新をなんとなくこっちが汲み取る必要があるので、第三者に著者のインタビューの凄さをついて語ってもらったらほんとはもっと良く分かるのかも、、なんて思った。
また、3千人とインタビューした経験を活かして匿名でも良いのでどの人の会話力が凄かったか、なんて話も聞きたかった。

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2024年08月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

コミュ障の「おしゃべりインタビュアー」を自称する著者による、深いコミュニケーションのコツ。
表面的なコミュニケーションのための雑談や場つなぎのネタには重きを置かず、気持ちよく、相手の人となりを引き出すようなインタビューを目指している。
自分の興味や読者の興味優先ではなく、相手にプラスになるかどうかを基準にインタビューの質問を投げていること、相手の話をそういうこともあるんだと一度は受容・理解して、さらに相手との関係性の上に立って自分なりの感想を添えていることが印象に残った。
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2016年11月08日

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