あらすじ
父子の愛情に涙する、お弁当エッセイの名作誕生。
「高校3年間、毎日お弁当をつくる!」一人息子とした約束だから、破るわけにはいきません! そうして始まった怒涛のお弁当ライフ。つくりに作った数はなんと合計461食! 二日酔いの朝も、早出の朝も、休むことなく作り続けた著者。そして、きれいに空っぽになった弁当箱を持ち帰る息子。渡辺父子がお互いの想いを伝えあってきたのはこの“お弁当”だったのです。
地方ライブに出れば、その土地のお惣菜ネタを探し、居酒屋では味を盗み、息子のダイエットに知恵を絞る……。決して贅沢をするわけでなく、旬の食材を使った手作りの弁当には息子に伝えたい想いや教えが詰まっています。
凝り性の著者によって、見る見るうちに上達していくおかずや盛り付けのクオリティには目を見張るものがあり、そのセンスをマネしたくなります。さらに肩の力の抜けた料理作りのスタンスを知れば、お弁当デビューもしたくなるはず。秘伝の調味料や弁当作りのコツも満載。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大好きなお弁当の本です。
映像化してたんですね。
かれこれ十数年…もっとかな?常に誰かに作っていますが、今でもお弁当作りは難しいと思ってます。
とても真似はできませんが、そんな毎日のモチベーションアップにと、何度も助けられました。
Posted by ブクログ
自分もお弁当を作ってもらっていて、作ってもらったお弁当ってこんなにも愛情がこもっているんだなと気付かされました。
映画も観てみたいと思いました。
Posted by ブクログ
2017年20冊目
離婚した父はミュージシャン。高校に入学した息子のために毎朝弁当をつくることにした。
その3年間の弁当の記録と弁当作りに対する考察が楽しめる本。
弁当を通じた親子関係もすばらしいです。
Posted by ブクログ
お父さんが息子のために毎日作ったお弁当の紹介に、ちょっとしたお父さんの言葉や、気持ちが書かれたエッセイがあって、楽しんで読めた。
ラストは、息子からの気持ちも綴られていて、お弁当を通して、いろんな会話をしながら、気持ちのキャッチボールをしてきたことが伺えて、すっごくあったかい気持ちになれた。
うちは、上の子の高校入学とともに始まったお弁当。
今年下の子が高校を卒業すれば、6年間のお弁当生活にピリオド。
(たまにサボる日もあったけど、同じようにあったかい気持ちになれるかな)
Posted by ブクログ
食が親子の関係を強固にする。言わなくてもわかる。一緒にいる時間が少なくても大丈夫。
息子を思ってお弁当を作り始めたら、どんどん著者がはまっていったのが面白い。
Posted by ブクログ
思いのほか、といったら大変失礼なのだけど、良い本だった。好きな人を思ってご飯を作るのって楽しいね。渡辺さんが良いお父さんで、かなり繊細な味覚を持っているんだということがよく分かる。
Posted by ブクログ
お弁当の写真が好きです。
だから、手に取った本でした。
だけど、親が子供に対する愛情がたっぷり詰まっていました。
私は、この本ほど凝ったお弁当は作れていないけど、愛情が伝わっていればいいなと思いました。
Posted by ブクログ
人のお弁当をつい覗き込んでしまう。
三年間息子に弁当を作った記録の本だが、この父親の語り口が穏やかで理知的であるのが好ましかった。
親子間の適度な距離感の中、弁当が対話の代わりになっていて、親の手弁当をいつも食べていれば子供はグレないのかなと思った。また、恩着せがましくないのがいい。
弁当作り経験者の例にもれず、弁当箱や調理道具の変遷、調味料の試用など共感しきりだった。
著者は特に調味料にこだわりがあるようで、見ていて楽しかった。
ただ、著者の学生時代に、女の子の弁当をまあまあ盗み食いしていたのはちょっと引いた…。
Posted by ブクログ
ミュージシャンをしながら、息子に3年間お弁当を作った父の記録。彩り良く量も多いお弁当をを毎日作ったのは本当に凄い!
息子さんとの関係とか、お弁当箱のこととか読み物としてとても面白い。
個人的に、筆者さんお気に入りのお弁当箱が一緒だったので嬉しかった!
Posted by ブクログ
お弁当って親子の交換日記だと思っているので、親として子にしたいことの1つ。
こんなに美しくドラマティックな交換日記は出来ないにしても、日々、お弁当を作れることを幸せに思っている。料理が好きでよかった。
あと1年しかないことを淋しく感じている。
Posted by ブクログ
写真付きであったのが良かった。
欲を言えば461個すべての写真が載っていればと思うと残念。
3年間という限られた時間でも継続できる力があるという事は親子それぞれにとって後々の宝になることは間違いない事でしょう。
Posted by ブクログ
なんとなく見かけて、なんとなくパラパラとページをめくってみた。お見事でした。
特別派手ではないのだけれど、どれもこれも美味しそうで。高校の3年間作り続けてくれたお父さんに息子さんも素直に感謝をしていて。ほのぼのとした時間を過ごせました。
Posted by ブクログ
当時シングルファーザーだったTOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美さんが、高校生の息子さんに3年間作り続けたお弁当の記録。
相手のことを思って作る料理は愛情そのものなのだな、と気づかされます。
なんだか実家の母に電話したくなりました。
いつもおいしいご飯をありがとう!
Posted by ブクログ
息子に作る毎日のお弁当に関する文章なのに、父親の気持ちが溢れていて、なんだか心がほっこりする。そのお弁当も、特別に凝った内容ではないけれど、旅先の美味しいものを持って帰ったり、食材の保存や調味料、道具の説明もあって、確かな作り手の気概を感じる。著者がどんな人か全く知らなかったけれど、とても好感の持てる読後でした。
Posted by ブクログ
巷にありふれたような言葉も父の視点から発せられると、なんだか新鮮で、かつ、父母関係なく、やっぱり子を思う気持ちってそうか、同じなんだな、って思わされた。
ありふれた、と書いたけど、お料理のことは、実際の体験から得た、貴重なことが記されており、(三年間弁当作ったことない者には言えない)それはありふれているとは言い難い。
そしてじんわりと、涙腺が刺激されるのでした。
Posted by ブクログ
べんとー男子には、昔から萌えていましたが、
TOKYO NO.1 SOUL SETの渡辺俊美さん(わたしには、アパレルのDOARATのほうが身近です)が曲げわっぱを買って、息子トーイくんの高校進学を機に、毎日おべんと作り。
ってのが話題になってた1冊。
審美眼と自分なりのルール。
池波正太郎の食エッセイを読んで育ったというのが納得。
シングルファーザーだから、
美談になりがちなのをご本人が一蹴してらっしゃるのがかっこいい。
大して手の込んだものは作ってないながらも、
息子が幼稚園の最後のおべんとの日に、「かか、いつもおべんとうつくってくれてありがとう」って、包みを開けたらメモが出てきてね。
食べる量が増えてくのがうれしかったのだよと、そんな1年前のキヲクを引っ張りだしました。
今夜はブギーバック、聴きながら。
Posted by ブクログ
東京No.1ソールセットの渡辺俊美さんが高校生の息子さん作っていたお弁当のお話し。彩豊かなお弁当のオンパレード。
「お金を渡すから自分を好きなものを買うか。それともパパがお弁当作るか。どっちがいい?」「パパのお弁当がいい」そして始まったお弁当生活。
自分でも作ったりするんですが、彩りよくするには品数多くないとダメなんです。緑のブロッコリーは、私もよく活用します。本当にブロッコリー君は優秀。いろいろなバリエーションの卵焼きも品数の一つにしてます。
でも、こんなの作っちゃうお父さんがいたら・・・普通のお母さんは太刀打ちできないよ。友達の間でも話題になっていた、と息子さんが言っていたのはうなずけます。
お年頃の息子&忙しいパパは、お弁当を通してずっと会話をしていたのかもね。そのやり取りは、とっても大きな家族の絆。味を伝えるだけじゃなくて、作ってる時間とか食べてる時間とか。もっと大事なものが詰まっていたお弁当だったんでしょうね。
Posted by ブクログ
「僕と息子の間に生まれたありがとうが他の人にと広がった。」
461個のありがとう!
はじめに、から胸が熱くなり、淡々と紹介されるお弁当たちに夢中になっている。
だんだんとお弁当がぎゅうぎゅう盛り盛りになっていくのが見事。
繰り返し出てくる肉巻きを今日は私もやってみた。今の時期、我が家はブロッコリーが畑で採れるのでブロッコリーで。
オクラの星型の可愛さはないけれど、人参とお肉にオイスターソースは好評。
今のところ、ハレの日のお弁当しか作らないから、毎日になった時にこの三カ条を思い出したい。
1.調理の時間は40分以内
2.一食にかける値段は300円
3.おかずは材料から作る
とくにおかずのレシピが詳しく載ってるわけでもないし、日記のような描写があるわけでもない。
時々、トーイくんの感想があったり、これはどこのお土産、なんて一言なのに、すっかり渡辺父子の仲に当てられてる。
子供は親の背中をみて育つ。まさに。
「息子が食べたいと思うような弁当を作ってきたが、最終的には自分が食べたいと思うような弁当になってきた。」
「このようにうまくできた時は自分を褒める。悩みながら楽しむ。だから面白いのだ。」
Posted by ブクログ
お父さんの愛が溢れている本でした。また、息子からお父さんへの感謝と愛も溢れている。あとがきで息子が、自分も愛情たっぷりのお弁当を次世代につなげていきたい、的なことを語っている。うーん、なんなんだろこの本は。。家族愛を見せつけられた感じ。ごちそうさまでした☆
Posted by ブクログ
素敵 同世代の男性は「男子厨房に入らず」のように育ってきた人達が多いなか、これだけ毎日同じのお弁当を息子さんに作っている
毎日のことだと やはりお弁当には敵わない
息子さんは幸せだし 大人になってもこのようにしてもらった経験はきっと役に立つ
Posted by ブクログ
ものすごく愛情の詰まったお弁当ばかり。
自分のお弁当を反省するレベル。
とてもじゃないけど真似できない。
読み物としては、なかなかに読みにくく、進まなかった…映画を先に観たのだけれど、映画は良かった。
Posted by ブクログ
お弁当、冷食に頼りたくなっちゃう私にはすごい!としか言いようのない本。
お父さんと息子の相思相愛のお弁当を介した3年間の会話。
地方に行く事が多いから、その土地で食べて美味しかった物を息子の弁当に。とか素敵すぎる。
でも私には出張なんてないので、決まったお弁当しかできない。
でも娘が高校生になった時にはもうちょっと頑張ろうかな。
オクラと人参の肉巻きは見た目も可愛いし、手間だけどお弁当用に一枚ずつラップして冷凍とか、魚の切り身は三等分してお茶パックに入れて冷凍しておく。とか、覚えておこう。
Posted by ブクログ
2020年11月に井ノ原快彦主演で公開予定の映画の原作と云うことで読んでみる。この原作自体には3年間のお弁当の一部の説明とそれに関するエピソードがいくつかあるだけ。これをストーリーにどうまとめるのか興味はある。作られたお弁当は本当にうまそう。これを3年間作り続けたお父さんに頭が下がる
Posted by ブクログ
【蓋を開けたら愛がある】父子家庭。お弁当で会話する。いいな。美味しいものを食べてもらいたい。これ美味しいね!なんて言われたら最高!作りがいもある。美味しいものを共有できるっていいよね。「何食べたい⁈」と聞かれたら「何でもいい」ではなくてメニューを指定する!作る方も嬉しくなり家庭の味が増えていく。お弁当って蓋を開けたときの見た目、彩りも大事よね。蓋を開けるときのワクワク感も楽しめる。弁当箱も具材に合わせて購入してる。愛情いっぱいのお弁当写真付き。愛情ごちそうさま。曲げわっぱのお弁当箱、いいなぁ。
Posted by ブクログ
同じ年頃の息子がいるので、私も、毎日のお弁当作りをしている。お弁当を毎日作ることが親子のコミュニケーションになり、互いの信頼や感謝の気持ちにつながると思った。
どのお弁当も美味しそうで、頭が下がる。こんなクオリティの高いお弁当を毎日作るとは、どんなに大変だっただろうか。
食材やお弁当箱、材料費や調味料にもこだわり、愛情たっぷりのお弁当を持たせてくれた父に、息子さんもいい文章を添えていて、微笑ましい。