【感想・ネタバレ】イスラム国「世界同時テロ」のレビュー

あらすじ

海外でテロに遭う日本人は確実に増える

テロリズムは感染症に似ている。いったん流行すると、次々に伝播して模倣するものが続出する。
その熱情はしばらくテロリストたちのモチベーションを扇動し、容易に収束することはない。
伝染病の爆発的流行、すなわちパンデミックの現象に似ているのだ。
現在、猛威を振るっているイスラム・テロの宿主は、もちろんISにほかならない。
今後、アジアを含む世界のイスラム圏、もしくはイスラム社会が存在する十字軍の国々(欧米諸国)であるならば、どこでも外国人を狙ったテロが発生するだろう。
外国人がいそうな場所が必ず狙われるが、そうした場所には当然、日本人もいる。
つまり、海外にいる日本人への脅威度は、確実に増している。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ISを中心に、イスラム過激派によるテロ活動を概括し、テロとどう戦うべきかを提言する。
特に、ISへと至る系譜の解説(5章、6章)は勉強になった。

IS勃興の原因は、アサドによる弾圧とイラク政府によるスンニ派弾圧にある。プーチンはそのアサドを援助し、オバマはシリアに軍事力を派遣するのが遅すぎた。

とはいえ、IS自体は現在劣勢気味であり、日本でのテロの危険性も大きくはない。帯の煽り文と全然違うじゃないか。

しかし、シリア人女性と結婚している日本人もいるんだね。

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2016年05月04日

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