あらすじ
選挙権年齢が18歳になり、新たに誕生する有権者は240万人。若い世代が自分たちの意見を、政治に活かすチャンス到来!
しかし、「たかが1票で何か変わるの?」「政治なんて興味ない」というムードが漂うのも現実だ。投票したい政党がない。そもそも、世代を代表する若い議員の数が少ない。これでは、無力感は増すばかり------?
でも、このまま無関心でいいのだろうか? 1票では何が変わるかわからないが、1票さえも投じなければ、何かが変わるチャンスすらないのだ。
若者政策のために政治家を動かすには? SNSの選挙運動でできること/できないこと? そもそも民主主義とは? 大人もあまりわかっていない選挙制度を、リアルな政治の現場で働く「政策秘書」が紹介する。
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Posted by ブクログ
18歳19歳向けということで、イラストも交えてわかりやすく書いてあった。特に、自分の子供時代から今に至るまでの政権の変遷がよく理解できた。この程度のことを知らないようでは大人として恥ずかしいのだが。
著者は政策秘書のグループだが、政党色なく客観的に書かれていて好感が持てる。日頃マスコミで政治のマイナス面ばかり取り上げられているが、そんなことばかりではない、との主張が印象的。
最後に掲載されていた現役大学生の座談会で、学生達の「政治情報を得ることが難しい社会的弱者にも配慮すべき」との発言に感心させられた。彼らのような人達がリーダーとなって、若者達の政治への関心を高めてくれればと思う。