【感想・ネタバレ】飯田蛇笏全句集のレビュー

あらすじ

〈春めきてものの果てなる空の色〉
〈くろがねの秋の風鈴鳴りにけり〉
〈誰彼もあらず一天自尊の秋〉

郷里甲斐の地に定住し、雄勁で詩趣に富んだ俳句を詠み続けた飯田蛇笏。格調高く、気魄に満ちたその作品群は、現代俳句の到達した一典型として俳句史に足跡をとどめて他の追随を許さない。第一句集『山廬集』から遺句集『椿花集』まで、既刊9冊の句集を完全収録する初の文庫版全句集。略年譜、季題索引付き。
解説・井上康明

(目次)
山廬集
霊芝
山響集
白嶽
心像
春蘭
雪峡
家郷の霧
椿花集
解説 井上康明
略年譜
季題索引

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Posted by ブクログ

流石に古いとは思うが、確かに現代俳句の一つの到達点。先人が言うように発句の何たるかを示しているのは勿論だが、意外と柔らかい句も作るし、挨拶句も抜群にうまい。全句集を読むと見えてくるところがある。

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2022年04月03日

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