【感想・ネタバレ】介護離職しない、させないのレビュー

あらすじ

働き盛りの40代50代が、親や兄弟の介護によって仕事を辞めてしまう現象「介護離職」。新聞やテレビなどが昨年あたりから盛んに取り上げ始め、ようやく今、大きな社会問題であることが認知されつつある。一度離職をしてしまうと、その後収入が10分の1くらいになったり、社会復帰ができなくなる人も多く、雇用している側にとってもベテランがいなくなってしまうのは大きな損失だ。最近では、「介護男子」も増えており、特に未婚の男性と母親が共倒れとなるケースが目立っている。誰しもが突然遭遇する可能性のある社会問題を、様々な事例を盛り込みながら、介護をする家族の視点から離職しないための情報収集や態勢作り、人間関係の築き方など、心の持ち様などに触れ、介護をしながらこれまでの生活をできるだけ手放さない方策を伝える一冊。 序に代えて 今、介護離職が止まらない! 第1章 私はこうして介護離職をしてしまった! 第2章 介護離職が生み出すゆがみと厳しい現実第3章 介護離職をしない知恵と工夫があります 第4章 働く介護者は4つの環境に囲まれている第5章 介護離職ゼロを実現するための働く環境づくり 第6章 介護はあなたの人生の「新しいイベント」なのです特別付録 いざというときに役立つ「介護の初動マニュアル」おわりに あなたの経験が誰かのためになる

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「介護が始まったからって会社を辞める必要など絶対にありません」
「自分の人生を優先で考えて構わない」
会社にはカミングアウトした方がいい

身体介護は極力やらない方がいい
など とても参考になった

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2017年10月10日

Posted by ブクログ

握ったことも無かった母の手を何度も握れた。介護していなければ、こんなことは無かったことだと思います。

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2024年02月22日

Posted by ブクログ

急に訪れる親の介護。日々問題が生じる生活の中で、勤務の都合がつかず、理解も得られにくければ、確かに「この仕事は本当にやりたかった仕事じゃないかも→好きじゃない→辞めて楽になろう」と負の考えになってしまう気がした。そこで、一旦考えよう、相談しよう、というのがこの本の言いたいこと。考えるといっても何のサービスを使うか、ではなくて、どんな風に親を支えたいか、自分はどう働いていきたいか目的を考える。そして職場に必ず相談する。

介護保険サービスを提供する側も、介護生活の苦労だけではなく、仕事や経済的負担、親族との関係性や今までの看取りの経験などいろんな方面の影響を受けていることを理解して支えていきたいと改めて意識した本でした。

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2023年02月12日

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