あらすじ
市場の成熟化が進展した現代、多くの企業がひしめき合い、似たような商品やサービスがあふれています。こうしたなか、競合他社と同じことをやっていては低価格競争に巻き込まれてしまうのは必定で、他社が簡単には模倣できない「差別化」をどのように図るかが、企業存続のための至上命題となります。
そもそも「差別化戦略」とは、マイケル・ポーターによって提唱された競争戦略のうちの一つであり、本書は、製造業、小売業、サービス業など、幅広い業種に関連する25の身近な事例(成功事例&失敗事例)を題材にして、他社を圧倒する“違い”を“どこで”“どのように”つくっていくのか、机上の論理やセオリーを超えた実学として解説します。
また、革新的な新製品や新サービスを導入して差別化の成功を収めたものの、時おかずして競合他社の模倣により低価格競争に追い込まれるケースが多い点を踏まえ、成功事例からは常識を超えた“模倣されない理由”を導き出し、失敗事例からは“では、どうすべきか?”という筆者独自の具体的な見解・戦術も示しています。
単なる事例紹介にとどまらず、各事例のなかで問題提起しているので、それに対するアイデアなどを、読者自身が考えながら読み進めることができ、差別化戦略を考え抜くための思考力を強化することができます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
模倣できない差別化のポイントは、セオリーのその先にある
セオリー通りの差別化は、他社も知ってるので差別化にならない場合も多い。だから、考え抜かれた差別化こそが、本当の差別化になる。
例えば、ハーゲンダッツは、「ハーゲンダッツモーメント」という至福の瞬間をもたらす理念のために、食材や製法に徹底的にこだわることで差別化している。
イチゴは3年かけてアイスに合う品種を剪定したり、抹茶も専用ブレンドを石臼で丁寧に挽いているらしい。
確かにそこまでやると真似ができない。
そしてそこまでやる情熱や想いみたいなものを醸成することがいちばんの差別化になるんだろうなとも思う。