【感想・ネタバレ】三日月パン 3巻のレビュー

ささだあすか

龍吉＆なつき兄妹の小さなパン屋・三日月亭で働き、不幸続きの人生を抜け出したみずほ。商店街の慰安旅行で龍吉への想いに気付いてしまう。みずほと龍吉の恋の行方は…!? 描き下ろし番外編『なつき 15歳』も大注目！ 幸せほこほこベーカリー☆感動の最終巻!!

[ブクログ · ★★★★★]

私の好きなまんが家さんのひとりであるささださんの新刊、ということで速攻買いました。
この巻は最終巻で、お話の終わり方が微妙なのにそれがささださんらしい、と思えてしまった。
この話はパンやのたっちゃんと、そこに住み込みで働いているみずほのなれそめなんですが、この2人がまたじれったいこと！
でも、それぞれの感情がとても丁寧に描かれているんですよね。だから、展開にも無理がないし、すっと入り込んでいける。
このじれったい2人を助ける（？）周りのキャラがいい。
みずほに気がある朝日さんとたっちゃんを昔から気に入っている菫なんだけど、だからってライバルでもないし、でも助けるわけでもなくたまにかき乱してみたりっていう、その距離感もいい。
ささださんは、あまり有名ではないですが、私は世界観がとてもぴったり来る感じで大好きなんです。
次回作はどんなんだろうなぁ。