あらすじ
紫風祭。藤ヶ崎高校学園祭を早伊原樹里と回ることになった春一は、その道中で相次いで“謎”に遭遇する。開会式で用いる紙ふぶきの消失。模擬店と異なる宣伝看板を並べる実行委員。合わない収支と不正の告発。初夏の一大イベント真っただ中で起こる事件を追う中で、二人は学祭実行委員長・篠丸の暗躍を知る……。正義とは何か。犯人は誰か。切なくほろ苦い青春ミステリ、第2弾。
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Posted by ブクログ
文化祭が充実していて何よりです(べ、別にうらやましくはないんだからな)。
ちょっとした誤解やアイデアのために文化祭中に発生したミステリーを解くなんて、ものすごい面白そう。
死なないミステリーの醍醐味という感じがする。
それにしても一週間くらい?でこんなにミステリーに遭遇するなんて、つくづく「体質」はすごい。
それが正義でも偽善であっても、後悔しないように自らが正しいと思ったことをするという答えには脱帽。
生徒数が1000人で一年生が160人という人数比に違和感。中等部と高等部合わせて1000人、高等部の一年生が160人の間違い?
もしかして文化祭一日だけ?
あんなに凝っているのに残念。
Posted by ブクログ
高校生たちの恋愛模様の心理戦を扱ったものといっていいかな。でも、人のためにするのは偽善なのか、結局は自分のためと割り切るのか、人の心理を推理できるのは思いやりなのか、という結構難しいことを問うているよ。主人公のミステリーを引き寄せる体質のために近づいた早伊原樹里は、毒舌の気の強い女子のようでいて、主人公の過去に向き合わせるおぜん立てをしたし、今回もまだいろいろ引きずっている主人公に新たな決心をさせている。樹里本人もいろいろ抱えているのかもしれない。次回も楽しみになる。それにしても、作者が平成4年生まれとはなあ。驚くね。
Posted by ブクログ
“正義”は壊された。
さあ、偽善を始めよう。
偽善の話はよく見かけるけど、偽悪的な話は全然ないよね。
面白いと思うんだけどなぁ。
早伊原樹里が(CV.佐倉綾音)で脳内再生されてしまうのは仕方がないと思うんだよね。
ってかあの引っ掛けはちょっとズルいよね。
でもまあそうならやっぱ先輩の味方しちゃうよね~。
Posted by ブクログ
謎はそれほど深くなかったと思う。なぜそんなに深く考えすぎるのか、ある種中二病的でむずむずします。
キャラの背景はほとんど説明なく話が進むので、1冊目を飛ばしてこの巻を読むと、訳がわからないかも。
Posted by ブクログ
前作が大のお気に入りだったので、
書店で見かけて迷わず購入(^ ^
そして、まず前作を読み返して「復習」(^ ^
準備万端で読み始めました(^ ^
で、感想ですが...
前作に比べて「シリアス成分」が多めで、
主人公二人の「アホな掛け合い」が好きなのに
ちょっとその分量が少ないかな...(^ ^;
...という分、★一つマイナス(^ ^;
でもそれ以外は、緻密に練られたストーリーと言い、
巧みなミスリードと叙述トリックと言い、
「さすがやな」という感じ(^ ^
最後の最後で、え、そう来るの、と驚かされ、
あとは「怒濤の青春」というか(^ ^;
「アホな掛け合い」以外は大満足でした(^ ^
Posted by ブクログ
矢斗春一が正義とか善行とかを難しく考え過ぎている部分があるのに対し、早伊原樹里は逆に振り切れ過ぎていて善行を全否定しているのが印象的でした。
矢斗春一が過去に捉われ抜け出そうと足掻いている様に、早伊原樹里にも捉われている過去があるのでは無いかと思いました。
Posted by ブクログ
学生時代の学園祭を
思い出しながらこの本を楽しめることが
できました。
主人公と謎好き女子高生との
会話にニヤニヤしたね
主人公の姉さんの言葉の
愛とは、恋とは、正しいとは
なかなか為になったね
青春したいなぁ