あらすじ
フレームワークとは、物事を考える上での枠組みを表したものです。3C、4P、SWOT、PDCAといった「ビジネス・フレームワーク」は、今や仕事をする上で不可欠な道具です。すべての問題をゼロから考えていたのでは、時間がいくらあっても足りません。「こう考えれば分かりやすい」という先人たちの知恵を使わない手はありません。――「はじめに」より抜粋――しかし、ではなぜ、フレームワークを駆使したにもかかわらず、「課題が解決しない」「結果が陳腐なものになってしまう」「却って問題が複雑になった」という事態に陥ってしまうのでしょうか。著者は「フレームワークは料理のレシピのようなもの」「食べる人の好みや環境に応じて味を加減しなければ、美味しい料理をつくることはできない」と指摘しています。失敗事例を元に、美味しい料理をつくるために必要な「実践知」を培うことで、フレームワークの「本当の活用法」が学べる一冊。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
メタフレームという考え方があるのか、と気づき。物事を大きく二分してそれぞれの立ち位置を明確にする。何にでも応用が可能。
例えば問題に対応する場合、原因見つけて対処するのが「原因論」、どうしたら目的を達成できるかと考えるのが「目的論」、こんな感じで分けてみる。
他にも、判断する際の相対的と絶対的など。
・相対的→自分の立ち位置(ポジショニング)から判断→アウトサイドインの考え、定量的になる
・絶対的→自分の資質(ケイパビリティ)から判断→インサイドアウトの考え、定性的になる
Posted by ブクログ
仕事で中期経営計画にむけて戦略のフレームワークを活用する場面があり、
フレームワークを知らなかったため読んだ本作。
フレームワークは普遍的で万能薬ではないことや、
アメリカ発祥の考え方なので個人主義ではなく集団主義の日本と前提となる考え方が違う(特に組織開発のフレームワーク)ことを理解しないと意味をなさないことが学べた。
また、フレームワークとひとくくりにされるが、
戦略立案、問題解決、意思決定、組織開発マネジメントのように何をするためのフレームワークか意識しようと思った。
フレームワークという合理的に考えられたものを使ってれば上手くいくという考えは捨てて、
人間が使用するからには感情も大きな作用となることを念頭におき、
利用していこうと思った。