あらすじ
富士の樹海で出会った自殺志願の大学生コウイチと、十二歳の少女・瑠璃。
歳の差を超えて惹かれ合う二人は、安らかで甘い時を過ごすが、突然コウイチが姿を消してしまう。
七年後、風俗で働く瑠璃の前にコウイチと同じ刺青の男が現れ……。
愛を失い、灰色の世界で生きる瑠璃は、もう一度誰かを信じることができるのか?
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Posted by ブクログ
作中にも出てくるけれど、
この小説を読んでるとCoccoの『樹海の糸』が流れるんだ。
誰にでも忘れられない場所がある。
永遠が住んでる場所。
大人になるとゅうコトは、
選びとった選択に責任を持つコトなのかもしれないって思う。
そして大人になるにつれて感じる切なさは、
きっと選ばずに通り過ぎた選択への哀感。
Posted by ブクログ
物語は。
富士の樹海で出会った自殺志願の大学生コウイチと、十二歳だった少女瑠璃の話。
年の差を越えて惹かれあった二人だったけど、ある日突然、コウイチは瑠璃の前から姿を消してしまう。
という、お話。
うん。そんで、また……再会して……って感じなんだけど。
何かね、物語はちょっと突飛な感じがするんだけど……この人書いてることは案外普通なんだよね。
「人を信じて傷付けられるのが怖い」
「傷つけられるぐらいだったら、そんな人間愛さなきゃいい」
どこの誰でも抱えている感情。
怖さ。
恐怖。
でも。
きっと、普通はそれでも誰かを愛さずにはいられないんだよ。
羨ましいな……(苦笑)