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Posted by ブクログ
初心者向けの日本酒解説本。
製造エリアとお酒のタイプで分けて解説。
あとは、各お酒に合うお料理の種類も紹介。
基本的にデリケートなお酒には、デリケートな味のお料理を。強い風味のお酒には味の濃い料理をという原理。
あとはお米。
日本酒用のお米の知識がぐっと上がって様な気になって、誰かにうんちくを垂れたくなる。
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いつも日本酒飲むとしても近畿、北陸、中四国のお酒が多いので地域別の味の違いにはそれほど惹かれなかった。
しかし後半のお酒のタイプ、酒米の違いが日本酒にどのような違いを生み出すかはとても面白かった。
以下ネタバレ
【地域差】
基本的に東に行けば行くほど雑味がなくてピュア、シンプルな味わい。(北陸は例外でさらにエレガント)
西日本はお米の風味がしっかりしていて旨味もコクも強い。
【タイプ】
純米大吟醸・・・フルーティで華やかな香り。味わいは軽やか。
純米酒・・・香りは薄く味わいが濃い。
大吟醸・・・香りはそこそこ、味わいは軽め。
本醸造・・・口当たりがすっきりどんな料理にも合う。
生酛・・・香りは低く濃い味わい。野生の乳酸の酸味がある。
【酒米】
山田錦・・・パワフル
五百万石・・・エレガント
美山錦・・・やさしく飲みやすい
雄町・・・暴れるほど強い味わい
Posted by ブクログ
山田錦がカベルネ・ソーヴィニヨン、五百万石はピノ・ノワールと酒米を葡萄品種に例えたり、ワインから日本酒に入った自分には理解しやすい表現が多く楽しく読めた。またエレガントスタイルとパワフルスタイルの2つに分類して、そこから段階を踏んでタイプ分けするなど、なるべくシンプルに、かつひとつひとつ丁寧に、という筆者の姿勢が伝わってくる。いくつか飲んだことのある銘柄もあったので、記憶と擦り合わせ、自分と筆者の感覚の違いと、共通したところを確認できて良かった。本書を片手に他の掲載銘柄もまずは自分なりにテイスティングして、確認する作業をしてみたい。