【感想・ネタバレ】Holly Flowのレビュー

桜井亜美

年下の恋人と別れ、現実から逃げるように海外の不思議な街へと向かったあたし。
そこで出会ったキリストの彫像に似た男・ネオが教えてくれたのは、自我が崩壊するほどのオーガズムと、愚かな自分は簡単には変われないという現実だった（「Ｈｏｌｌｙ Ｆｌｏｗ」）。
身体の関係だけでも理解しあえることは沢山ある。
愛と身体の新しい形を痛切に描いた五編。

[ブクログ · ★★★★☆]

チョコミント・フラペチーノ
HOTARU
ULTRA-PERFUME
Swan X-1
Holly Flowの短編集。


必死に埋める為のsexが
少しだけ愛おしくて虚しい気持ちを
久しぶりに痛感した。
疑似恋愛からなるsexは相手によって甘くもなり苦すぎることもある。


私のsexualな部分を切り取りつぎはぎにして
それを認めてくれるような桜井亜美。
結ばれないけど最高のhappy endだと思う。

[ブクログ · ★★★★☆]

私が好きな文体の小説です♪
若い子向けなのか、リアルで、共感できたり、
そうそう、こんなこと考えたりするよね、、ってとこがいっぱいあって…
性描写も臨場感ある感じだった!

[ブクログ · ★★★☆☆]

桜井亜美さんの描く、壊れた世界っていうのは、こんな感じなんですね。
初めて読んだ桜井さんの小説が、虹の女神だったので、あまりのギャップにビックリ！！
作家の頭の中に存在する言葉の海と想像の世界ってスゴイんだなぁと、
ただただ脱帽でした。

女性作家が書く官能小説？！って、かなりきわどいって聞いたことがあるけど、
本当なんだなぁって思いました。
ナンチャラ書院の小説とは違って、描写は少ないですが、表現が直接的に感じました。