【感想・ネタバレ】The 2nd Loversのレビュー

あらすじ

ヤリ友は沢山いるけど、彼氏いない歴二十年の亜紗美は、熱帯魚同士を闘わせることで寂しさを紛らわせている。
インテリアショップで出会った男に一目惚れするが、彼は「彼女持ち」だった(「Rainbow Fish」より)。
一番好きな人と結ばれないから、好きでもない人と寝てしまう。
切ない悩みを抱えた男女三人が登場する、著者初の連作小説集。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

わかりすぎて痛すぎて。
この小説は好きなんだけど、嫌い。

自分から望んでセフレになってるんだよ。
流星のことば、ひとつひとつが優しくて痛くて。
でもやっぱセフレからの昇格はないよ。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

2番目にしかなれない女の子・男の子の話が
3つ入っています。

個人的には3番目の話が本当に好き。

一途に想い続けて、その度裏切られて、
食べられなくなって・・・そして、白しか身につけられなくなってしまった女の子。
そして、その彼女を見つめるクリーニング屋の店員のお話。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

決して好きな人の1番にはなれないという恋を集めた短編集。
亜美の中で1番最初に読んだ作品で、
リアルな描写と綺麗なコトバの数々に釘付けになった。

3部構成の中で3話目が1番好き。
色で溢れてく主人公のココロにすごく動かされて。

Don’t keep me in your second.
誰だって2番目何て嫌。
たとえ傷付くと分かっていても。
どうしてそれでも恋焦がれてしまうんだろう。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

3作が詰め込まれた短編小説集。桜井亜美さんに魅かれたキッカケとなった作品。桜井亜美さんの描くアンバランスなオンナノコが1番印象的な本です。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

短編集。

『The 2nd Lovers』=『二番目の恋人』

本命にはなれないけれども一人は寂しい。
だから身体の関係を続けてしまう。
本当は、誰かを心から愛したいし誰かに心から愛されたい。
でも、自分じゃ誰かの大切なものにはなれないって心のどこかで諦めてる。
その一瞬だけでも誰かに自分が必要とされてるって思いたい。
でも、その一瞬だって幻想だって分かってる。

それでもやっぱり、愛が欲しい。

この本を読むといつも心が痛くなる。
でも、歪であっても愛を求め美しいものに心震える人間の強さに救われる。

0
2010年01月11日

Posted by ブクログ

謎の多い桜井さん。自分はそんな彼女に引き寄せられたひとりです。彼女の感性・世界観と理系・詩的な表現がとても気に入っています。2番目でもいいから傍に居たい女性のお話。人によっては嫌悪感を抱くかも…。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

2番目でもいいから傍に居たい、そう想う彼女達はやっぱり真っ直ぐすぎるんじゃないだろうか。それが切ない。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

桜井亜美の作品はデビューの『イノセントワールド』から読んでいる。どれもこれも自分のバッググラウンド、自分の持つ力量の範囲内で書いている気がする。それが決して悪いとは思わないが、お決まりの恋愛ものではない彼女の作品も読んでみたい。
が、一概にワンパターン作家という訳でもない。独特の文章表現、登場人物の名前を奇妙にする、色の設定など「普通ではない小説」という枠組みにも属することにも成功している。これからもっと成長する作家であることは間違いない。

0
2009年10月04日

「小説」ランキング