【感想・ネタバレ】アカイケモノ 2のレビュー

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Posted by ブクログ 2017年10月18日

これまで、(2)が世に出て、ホッとし、テンションが上がった漫画は多い
その中でも、この『アカイケモノ』の(2)を書店で見つけた瞬間の嬉しさと言ったら、もう、言葉に出来んほどだった
もし、拳を突き上げていたら、喜びのパワーで天井どころか屋根までぶち抜けていただろう
まぁ、冗談はさておき、テンションが突...続きを読む破したのは事実
正直なとこ、諦めていた、(2)が出るのは。けど、出た
やっぱり、本当に良い漫画ってのは、見捨てられないものなんだろう。中平先生だけでなく、(2)を世に出せるよう尽力してくれた編集さんにもお礼を言いたい
ただ、漫画読みとして我儘を言わせてもらえりゃ、この『アカイケモノ』、YJに移籍してきてくれないかな。「となりのヤングジャンプ!」でもいい
「となりのヤングジャンプ!」はリアルタイムで読む気はないのだけど、YJに掲載陣が表記されるので、連載が続いているってことが把握できる
ぶっちゃけ、(3)が出るのか、って不安が増してしまった、皮肉なことに
気長に待てるつもりではいるが、可能なら、毎週、YJ本誌で読めりゃ言う事はない
『うらたろう』が最終回を迎えてしまい、実に寂しいっつーか、胸に穴が開いた感じがしてしまっている。才能の質が、中山先生に近い、中平先生なら、そこから吹いてくる、薄い灰色の風を弱めてくれそうな気がするのだ
わざわざ言う事でもないけど、このストーリーは、好き嫌いが別れそうだな
この重苦しい感じが、私は中平先生の持ち味だ、と好感が持てる
化物の個々のデザインも実にストライクだ。特撮モノが好きな人は、確実に昂ぶるだろう
その兇悪な外見の存在に変じようとも、己らしさを喪失しない、失ってたまるか、と必死に足掻く赤矢の、滑稽なまでに人間らしさに拘る姿は、感動すら覚える。戦い、刃向かい、抗い、奪い続けるたびに、その身に負う罪は増え、痛みが増していく。それでも、生きる事は諦めない。それこそが、人間だ
果たして、赤矢は、この狂った世界で、いつまで戦うのか。まぁ、答えは決まっている、無論、死ぬまで、だ
この台詞を引用に選んだのは、赤矢の強さだけでなく、脆さも垣間見えるからだ。死への恐怖に対し、竦みそうにながらも、敢然と立ち向かう、実に美しい

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