あらすじ
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バチカンの改革を主導する教皇フランシスコの素顔に、撮り下ろし写真で迫る!
ナショジオ本誌2015年8月号カバー特集「バチカンは変わるのか? ローマ教皇の挑戦」取材時の撮り下ろし写真に、教皇の言葉を添えて、新生バチカンを目指す教皇の知られざる素顔を明らかにする貴重なビジュアル書籍。
文=ロバート・ドレイパー
ナショジオ本誌、「ザ・ニューヨーク・タイムズ・マガジン」「GQ」などで活躍するライター。著書に『ローリング・ストーン風雲録 アメリカ最高のロック・マガジンと若者文化の軌跡』(早川書房)、『ハドリアヌスの長城』(文春文庫)、『Dead Certain: The Presidency of George W. Bush』(未邦訳)、『Do Not Ask What Good We Do: Inside the U.S. House of Representatives』(未邦訳)など。
写真=デイブ・ヨダー
ミラノとローマを拠点とする写真家。
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Posted by ブクログ
借りたもの。
2013年、ベルゴリオ枢機卿が第266代教皇フランシスコⅠ世となった。
教皇に密着し、ヴァチカンの日常とミサや外交での様子を、ナショナルジオグラフィックの美しい写真で紹介する。
ヴァチカンに求められる改革、その象徴のようなフランシスコⅠ世の生い立ちや宗教の在り方を、インタビューなどを通して解説。
2013年、ベルゴリオ枢機卿が第266代教皇フランシスコⅠ世となった。
教皇に密着し、ヴァチカンの日常とミサや外交での様子を、ナショナルジオグラフィックの美しい写真で紹介する。
ヴァチカンに求められる改革、その象徴のようなフランシスコⅠ世の生い立ちや宗教の在り方を、インタビューなどを通して解説。
彗星の如く現れた、ダークホースという印象もあったが、そういう訳ではないようだ。
前教皇ベネディクトXVI世の突然の退位は驚かされたが、前教皇が保守的で神学の知識人であることなどから、一般の人や価値観と相容れなかった節が読み取れる…
それに前教皇の退位直前には、聖職者の性虐待とそれを組織ぐるみで隠ぺいしていた事実が明るみになったことで改革の必要性に迫られていたのもあった。
新しい時代、そして対テロリズム、グローバリズムに合わせて保守カトリックの改革をどの様にしてゆくか……
フランシスコⅠ世の行動には、先々代教皇ヨハネ・パウロⅡ世の行動を彷彿させる。
一般信者との交流を厭わず(SPが護衛大変)、諸外国への訪問など。
映し出された多様な人種・性別の人々の歓喜の姿。
向けられているスマホやタブレットにその人気の高さ、熱狂、敬愛が伺える。
ページの合間に添えられた、フランシスコⅠ世の言葉はシンプルに慈愛に満ちている。