あらすじ
テレビが輝いていた1970 年代から80 年代…。当時の少年たちをとりこにしたのは、テレビ各局で毎日のように放映される「テレビ洋画劇場」だった。
テレビ朝日系列の「日曜洋画劇場」、TBS 系列の「月曜ロードショー」、日本テレビ系列の「水曜ロードショー」、テレビ東京の「木曜洋画劇場」など、各局は競い合うようにして、世界の名作をお茶の間に届けてくれた――だが、しかし……、ときにはその熱意が暴走し放送コードスレスレの作品が放映されてしまうことも。強烈な男色シーンにお茶の間が凍りついた『脱出』、
変態描写に血の気が引いた『地獄に堕ちた勇者ども』、日米合作の残酷ドキュメンタリーに戦慄した『アメリカン・バイオレンス』、3日前からウキウキで眠れなかった『女囚暴動』などなど、昭和のテレビを彩ったトラウマ級の映画を振り返る!
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Posted by ブクログ
"確かに、昭和の時代、テレビの洋画が娯楽の一つだった。眠い目をこすりながら21時にはテレビの前に陣取って夢中で見た思い出がある。家族も一緒なので本書に出てくるようなマニアックな作品はさすがにあまり見ることはなかった。
スピルバーグさんが監督したジョーズもはじめて見たのはテレビの洋画劇場だった。
ホオジロザメがテレビ画面一杯に口をあけて出てきた瞬間に、テレビの前からのけぞってザリガニのように部屋の隅に逃げ込んだ。畳に膝をすってやけどしたほどの勢いだったのを今でも覚えている。
そんなお茶の間の娯楽だった洋画劇場の思い出をつづったのがこの本だ。
ここで、紹介されている全ての作品のDVD化を希望します。"