あらすじ
社長を目指す人、もうすぐ社長になる人に質問です。つぎの7つの問いによどみなく答えられますか? 【質問1】会社とは何かを理解していますか? 【質問2】資金はどのように調達しますか? 【質問3】必要な数字を押さえていますか? 【質問4】事業計画書は3パターン必要だという意味は分かりますか? 【質問5】会社に起きるトラブルを予防できますか? 【質問6】会社法のポイントは何ですか? 【質問7】なぜ、会社が必要なのですか? 「社長」と呼ばれる人たちは、これらの質問にスラスラ答えられます。そして、彼らは「社長」になる前から、これくらいのことは勉強しています。本書は、年間100件以上の会社設立を行い、経営のアドバイスまで手がける名物行政書士が、社長になるために必要な力――「最低限度の知識」を教えます。この7つの質問にスラスラと答えられるようになったとき、あなたは「社長になる力」を手に入れるのです。
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Posted by ブクログ
【法人化を考えてる個人事後主や会社設立を検討中の方へ】
個人事業主からの法人なりや、会社設立時の融資や投資に詳しい行政書士の著者が「会社とは?」「社長とは?」を分かりやすくまとめた書籍
会社とは、融資と投資の違い、損益計算書と貸借対照表のココだけは読める様に…、裁判になりやすい事、会社法のポイントなどと分かりやすくまとまっています。大枠を把握するためには十分かと思いました。
著者が大切に考えている「自社ならではの価値」に関しては、価値の作り方の思考も書いて有ります。また、その「価値」が有るか無いかで契約や融資などといった、様々な場面で大きな影響がでると言う事も書かれております。
(以下、備忘録)
自社に依存させれれば、盤石な「自社ならではの価値」が出来る。
例えば、顧客を多く集めれば自然にもう一方の集団(仕入先)は集まってくる。
・損益計算書は一定期間の利益or損益を把握する為で会社の潜在能力までは判断できない
・貸借対照表の右側(負債・純資産)は会社がどこから資金調達をしているのかを示し、左側(資産)はその調達したお金がどの様に投資されているかを示す
・ビジネスの成功=自社ならではの価値×マーケティング
・「自社ならではの価値」時間をかけるからこそ競合が簡単に出来ない価値。構築し続けるのは簡単ではないが、その苦しい作業を長期的な視野で行わないと他社との差別化は難しい
Posted by ブクログ
社長になる力というタイトルだが、内容的には社長入門といった感じです。
社長として起業するために最低限知っておきたいことが簡潔にまとめられています。
起業コンサルタントをしている著者ならではの視点で書かれており、ありそうでなかった内容だと思います。
私も読みながら、そうだったのかとあらためて勉強になる項目もありました。
新書としては、良いと思います。
本気で起業しようとしている人には、物足りないと思います。