あらすじ
ちょっとした行動や会話に、社長の素質が見え隠れする。経営の本を読んで勉強をしたから、社長になっていいのではない。意外に簡単なことで、社長になっていい人かどうかは、判断できるのだ。本書では、「私は社長になる」と言っている人が、本当になっていいのかを検証するために、「成功できる人」「できない人」のパターンを紹介する。年間100件以上の会社設立に関わり、多くの新社長を見つめ続けてきた名物・行政書士が、実体験から見出した法則から、その傾向と対策を練る。例えば、「社長になる前の言動に注意を払わない人」「妙にポジティブな人」「ベストセラー書籍に影響されすぎる人」「商売に対して真面目すぎる人」など、思わず身近なあの人の顔を思い浮かべてしまいそうだが、これらの人は社長に向いていない。「資金調達」「会社の種類」「財務」などの経営者としての最低限の常識も、やはり必要だ。さて、あなたに社長の素質はあるのか?
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Posted by ブクログ
簡単なタイトルで内容はどうなのかと懸念したのだけど、レビューを見て良さげだったので購入。
分かりやすく書かれてはいるけど、内容が濃く本質を見抜いてるだなと感じた。
自分も将来この本にある「社長」になって食べて行こうとしていて、なんとなくの方向性は分かっていたつもりだったんだけど「こんなことも考えなきゃ行けないんだ〜」と感心することが多々。
凄く勉強になった1冊でした。
・会社というのは、不審の時も好調な時も常に「お金」に悩まされる宿命
・起業当初のほうが海のもの山のものともつかずその不透明さのお陰で、他の要素(保証人等)がしっかりしていれば融資は受けやすい
・儲かる話があったら真っ先に飛びつくのではなくて、ツルハシを持っているのは誰かを考える
・入り口を狭くした方が行列ができる
「顧客側からすればその道のスペシャリストだと感じる」
・「この事業はいい」と感じたら、果たしてこれは自分だけが独占的に売れる状態にあるのだろうか?
そうでなければ、自分よりも強い競合がやがて参入してくるはずだが、それに対抗する手段があるのか?
を考える
・価格の高低差の付け方を会得する。
平らな板を動かす発想をする
・自社だけが儲かってないか?
取引先は十分に利益を出せているか?
顧客は本当に自社の商品に満足しているか?
従業員は充実した仕事をしているか?
・想像力とは、相手の立場から物事を考えられる能力