【感想・ネタバレ】戦国無頼のレビュー

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Posted by ブクログ

昭和33年(1958)の作品です。
司馬遼太郎の「梟の城」が翌年発表ですが、それ以前の、むしろ昭和初期に活躍した山手樹一郎(桃太郎侍の原作者)の世界に近い様に思います。そもそも疾風之介(はやてのすけ)などという命名にも一寸時代を感じさせます。もっとも眠狂四郎もほぼ同時期ですから、まだそういったチャンバラ小説の雰囲気が十分残っていた時代だったのでしょう。そう言えば疾風之介のニヒルさは狂四郎に通じる物がありますし、おりょうは梟の城のこさるに似ているようにも思います。
古さは感じさせますが、それなりの面白さはあります。罪の無いエンターテインメント小説、そんな感じのする本でした。

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2017年11月10日

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