あらすじ
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ビジネスアナリシス知識体系ガイド「BABOK2.0(A Guide to the Business Analysis Body of Knowledge)」のわかりやすい入門書です。BABOK2.0は「システム開発のあいまいな要求をなくす」というシステム開発の超上流工程と「プロダクトやサービスを提供するための能力を定義する」というビジネスアナリシスに不可欠な要素を統合し、顧客の真のビジネスニーズを分析し、ソリューションを定義するビジネスアナリスト業務に必須の知識体系です。本書は日本企業として初のEEP(認定教育プロバイダ)に認定された著者が、BABOK2.0について日本人向けにわかりやすく解説しました。「BABOKガイド」をより深く理解するために、ガイドを読む前に一度本書をお読みください。
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Posted by ブクログ
IIBAが出版した公式ガイドブック(「ビジネスアナリシス知識体系ガイド(BABOKガイド)」)には一体何を書いているのか、何が言いたいのかが全く理解できず、何か分かりやすい解説本がないかとあれこれ探してやっと見つけた本。
簡単な例や著者の実体験(?)を挙げて書かれている為、公式ガイドブックに書かれている内容の意味を理解できます。また、BABOKの考え方も分かります。
IT業界にいる方が読まれる時はBABOKの考え方の理解が重要になってきますのでここを念頭に置いて読まれるとすんなりと理解できるかと思います。
Posted by ブクログ
キーワードとして最近良く聞くようになったBABOK。どんなものかなと思って読んでみた。
まあ要するに業務コンサル版PMBOKですな。つまり業務コンサルが分析を行う際のベストプラクティスを集めて体系立ててまとめたというもので、考え方や記述の仕方についてはPMBOKと重なる部分が多い。PMBOKに馴染みがある人なら、かなりとっつきやすいと思われる。
ただ、説明の中では「コンサルティング」という言葉は一切使わずに、「ビジネスアナリシス」という名称を強調してるあたりに、ドラッカー的な経営コンサルと差別化させようと苦労?している印象を受けた。
内容として面白いと思ったのは「ビジネス分析プロセス」、つまりそもそも何で分析する必要があるのか(WHY)に重点を置いていて、ソリューションはその手段に過ぎない、という考え方。例えば、BAの発想だと、RFPで要求事項として挙げられている機能であっても、ビジネス的に効果が無いと思うのであれば除外することも提案のうち、ということらしい。
うーむ、これは今の日本では考えられない。けど合理的。確かに。でも多分無理(笑)
という感じでBABOK自体にはなかなか興味を惹かれたし、実際「使えそう」な印象を受けたのでもう少し知識を集めたいと思ったのだが、本として見ると、BABOKのコンセプトなど、未消化で伝えきれてないような印象を受けたり、挿絵が説明不足だったり、構成が単調だったり、少し完成度不足を感じた。
まあ新しい領域を扱った先駆者的な本ということで、そのあたりも評価してオマケで★4つというところか。
Posted by ブクログ
私が読んだBABOK本の3冊目でした。
読んだ中では、業務に活かす、即実践する方法が浮かんでくる一番の本でした。
CCBAの試験対策の観点からすると、
・CMMIやPMBOK、共通フレーム2007など他の知識体系と異なりBABOK特有の点
・BABOKの中でも重要な点
が明示されており、BABOKガイドの中で適切に理解する諸点を確認することができます。
タイトル通り「やさしくわかるBABOK」本だと思います。
Posted by ブクログ
組織文化の分類とテクノロジーライフサイクルが同一となるのは面白い。
メンタルモデルにより、人は認識することが異なる。
狩野モデルによりニーズの陳腐化により、喜びのニーズがいつのまにか期待のニーズになり、さらに基本的ニーズになる。
面白い。
しかし、全部適用とするのはすごく大変。
Posted by ブクログ
本書発売時点で、類書の中では比較的具体的な内容が書かれている、ということで選択しました。「やさしくわかる」が、それでもまだ「よくはわからない」といったところです。この物足りなさはPMBOKよりはCMMIの仕様をみたときの感じに近いです。
本書の問題というよりはBABOK自体の問題ではないかと思います。
Posted by ブクログ
BABOKの概要が何となく理解できた気がする。
おそらくこれを読んだだけでは、すぐに何かが変わるとは思えない。
まずビジネスアナリストとは、どういったものなのか理解してから読むべきだったと反省。
現時点の理解度では、内容の評価は難しいので読みやすさの点だけ評価する。
まず、章立ての構成が良かった。
1~4ページで1つの内容が完結していたので、隙間時間に効率よく読めた気がする。
後は、専門用語の説明が少なく感じた。
前提条件として「これくらいの知識が必要です」といった補足情報がほしかった。