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Posted by ブクログ
あまり通常のクックパッドユーザーには知られていないであろう「食のデータ分析」本。
「たべみる」というものすごいポテンシャルを持ったサービスが埋もれていることに着目した若きデータアナリストが社内の承認を得て、粘り強くサービスのデザインを練っている中で強力なエンジニアの相棒を得て見事サービスのリニューアルを達成して行く過程を描いたのが前半。
この前半部分は正直「プロジェクトx」で1時間の実写ドラマになってもおかしくないくらい面白い内容でした。
純粋に同世代の著者の粘り強い活動、サービスが必ず役に立つと確信をしているゆるぎない信念。それを事業に落とし込めるための計画、そして地道な営業。。。
広報のための雑誌への連載など多岐にわたる活動を見るにつけ一人のビジネスマンとしてのそのバイタリティに純粋に「すごい!」と思った。
後半の具体的なデータ分析の手法は、それを実店舗の食料品の陳列にもつなげている「リアルへの影響のわかりやすさ」このサービスが今後まだまだいろんな活用の可能性があることが読んでいるだけでも分かっていって、創業者の佐野氏がいっていたまだまだやれてない99%へのヒントがここにあるように思えた。