【感想・ネタバレ】ユーザーの役に立つシステムを作る 本当に使える要求定義[改訂版](日経BP Next ICT選書)のレビュー

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Posted by ブクログ 2014年01月04日

ユーザサイドの要求定義について、全体像とプロセスを例示しており、非常にわかりやすい内容だった。
現実的にRFP段階でここまで実践できている企業は少なく、
システム開発の要件定義で実施する事が多いだろう。
(システム開発の要件定義として見てしまうと、抜け漏れがあるように見えるため、本書の対象範囲に注意...続きを読むが必要。要求定義、という言葉事態が誤解されやすいところではあるが…)

本書の説明する業務内容は、一般的にはユーザ企業/コンサルティング会社/現行システムベンダーといった組織が関わる箇所になると思われる。

要求定義プロセスの中では、ユーザヒアリングからの新業務設計が非常に難しく、特に基幹業務の刷新を考える場合、本書に記載されているレベルの内容はシステム要件定義と別に、現行業務調査・新システム構想(グランドデザイン)フェーズとして時間を掛けて行うべきだと感じる。
現行調査を甘く見て失敗した大規模システムの事例は非常に多いのであるが、それだけ現行調査は難しいのだ。

…と色々考えさせてくれる良書。

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Posted by ブクログ 2015年01月18日

理屈や理想論にこだわらずに、システム構築の現実を認識した上で、現実的な要求定義の方法が説明されている。

用語の不統一や粒度の不整合といったシステム開発の現場で日常的に起こる問題が、実例を交えて説明されており、あー、こういうしょぼい問題ってどこでも起こってるんだなーと認識することができ、面白かった。...続きを読む

全体的に平易な用語で、要点を絞って説明されているので、実際に要求定義をする際に傍らに置きながら参照する形で使ってみたい。

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