【感想・ネタバレ】恥をかくのが死ぬほど怖いんだ。のレビュー

あらすじ

日本一ふざけたWEBメディア「オモコロ」にて漫画『新社会人よ、窓際を目指せ』を発表するやいなや、SNS界隈で“意識低い系作家”と異名され、話題をよんだサレンダー橋本。氏の作品群を集成した単行本がついに登場。話題作『新社会人よ、窓際を目指せ』はもちろん、これまでに描いてきた短編や4コマ、さらにはこの作品集でしか読めない描きおろし新作も収録します。“ダメなヒト”を描かせたら右に出るものはいない、モンスター・ルーキーの怪作をお楽しみください。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

バカげたボケや下ネタがひたすら炸裂する漫画。 
バカバカしさの裏に、現代の若者特有の自意識過剰っぷりやマウント、肥大化した自尊心など、目を背けたくなるヒトのドロドロ心理を抉ってくる。

はじめの話が印象的。
学校のトイレでご飯を食べていたぼっちの大学生。
突然便器から「トイ神」が現れ、この哀れな大学生を明るい未来へ導こうと、恐竜の世界へ連れて行き、世界観を変えさせようとする。 
しかし、大学生は自意識が過剰で、恐竜を前にしても今の自分は周りからどう見られているか、変な格好をしてしまっていないかをひたすら気にする(神様が恐竜に腕を噛まれてもなお気づかず、自分の体裁ばかりに目をやる)。
楽しい学生生活を送るのに足かせとなる、だけどどうしても拭いきれない歪んだ自意識をうんことして抽出したトイ神が個人的なハイライト。

0
2025年01月25日

「青年マンガ」ランキング