あらすじ
魔術、占星術、錬金術、さらには「聖書にならなかった聖書」まで、ヨーロッパにはあまたの「秘された書」が伝わる。その中から特に重要な書をピックアップ。一冊一冊の内容を豊富な図版と分かりやすい文章でダイジェストする。『東洋魔術書大全』の姉妹版。
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Posted by ブクログ
西洋の魔術書について、『奥義の書』『大魔術師たちの書』『悪魔の書』『錬金術の書』『占いの書』『現代の魔術書』に分けてコンパクトに解説しています。日本ではあまり知られてない隠れた名著についても解説されています。英語の読める方ならそうした洋書に挑戦してもいいと思います。
Posted by ブクログ
著者の誠実な仕事ぶりに感心する。邦訳の有無を問わず、古今の代表的魔術書が紹介されている。コンビニで買えるペーパーバックに何もここまで……。
別な意味で感銘を受けたのが『真正奥義書』にある「不可視の術」の実行法。「生首と黒い豆、上等のブランデーを用意する。生首の口・目・耳に黒豆を入れ、その額に精霊のシジルを記し、仰向けに埋葬する(以下略)」。これだけの手順を踏んで透明人間になり、覗きやストーカー行為をしてみやがれ。もし私の生首なら呪い殺す。