あらすじ
中国は西安から、ウルムチ、カザフスタン、ウズベキスタン、トルコまで、バスや電車を乗り継ぎながら、シルクロードの面影を求め、女1人で旅に出ます。言葉や文化、グラデーションのように変化する人々の顔や景色。悠久の文化交流さながら、現地の人々とふれあい、かけがえのない出会いと別れを繰り返しながら、西へ西へと向かいます。なじみのない遠い異国と思っていたけれど、日本に住む自分ともずっとずっと繋がっていたことに気づく、成長の旅。
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Posted by ブクログ
シルクロードって歴史で習ったけど、あまり自分が生きている現代と繋げて考えることがなかった。
当時の建造物が残っていたり、その頃から今まで連綿と人類の暮らしが続いていたりするということに改めて気づかされた。
あとがきに感動。満足に意思疎通をはかれる共通の言語がないはずの人と、語り合ったというその言葉は何だったのだろう。人間の不思議。
Posted by ブクログ
前回シベリア鉄道の本を読み、今回はシルクロード!
どちらの本も世界の人々の温かさを感じました。
日本は親切とか言われてるけど、最近はどうなんだろうか?
織田さんの人柄が素敵なんじゃないかなと思いました。
絵をさらっと描いてプレゼントできるって、絵を描けない私からすると超憧れ✨
Posted by ブクログ
一人旅をしてみたくなる、そんな本だった。
あとがきのところに、「共通言語を持たない私たちは、どうやってお互いの言うことを理解していたのだろう?」というような言葉があったが、私自身も海外旅行で出会った人々との交流を振り返ってそう感じたことがある。
でも、この本を読んでいると、言葉だけじゃなくて、思いや表情や身振り手振りだけで充分に友達になれるんだなあと思った。
行ったことのない場所、国に行けば、そこは今までとは全く違う場所に見えてくる。
知らない国、場所をもっと体験してみたい。
Posted by ブクログ
中国の西安からウイグル・カザフスタン・ウズベキスタン・トルコと列車やバスを乗り継いだ女性ひとり旅。
しかもどうやらユーラシア大陸をぐるっと回る旅の一部らしい。
きっと嫌な目にあったこともトラブルもあっただろうがそういったことはほとんど出てこない。
ほんわかとしたイラストのようにおおらかな人柄なのか、旅先で出会う人々に恵まれとても素敵な旅の本になっている。
各地の美味しいものだけでなく。いろいろな公衆浴場が出てくるのも興味深かった。
シルクロード行ってみたい!