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Posted by ブクログ
フィリピン大統領の隠匿したい過去、戦時中の秘密を巡って、日本東北地方の山奥で繰り広げられる壮絶な死闘…
背景はそういう話なんだが、この本の核心部は旧日本軍兵士のじいちゃん達とクズチンピラたちの死闘シーンと、じいちゃんの孫の愛情物語である。
後期高齢者の伊沢と猫田のカッコ良さ、伊沢の孫娘結の健気さとツンデレ感。彼らの敵として現れる連中のクズっぷりとこいつらが狩られていくシーンのスッキリ感。
沢木冬吾の文章は少々個性的で好みがわかれるが、タメが映える文章が、じいちゃんたちの粘りの戦闘シーンにはしっくり合っていて俺は好きやなぁ。
孫のために死力を尽くす、俺もそういうじいちゃんになろうと思う。
Posted by ブクログ
2015/2/26
めっちゃ興奮した。
ドキドキして早く早くとページをめくった。
爺さまたちのかっこいいこと!
おもしろかっただけに最後絵に描いたようなハッピーエンドでもよかったのに。
結かわいそうやん。
この後もどんだけ過酷やったか。
生きて爺さまたちと再会して話をさせてあげたかったよ。
一人で強くなってかわいそうやん。
一応最後の最後で杷木と会えたようではあったけど頑張りに対してささやかなごほうびだなぁ
Posted by ブクログ
読みやすくてよかった。
一言で言ってバランスのいい本な気がする。
ハラハラドキドキのシーンあり、笑いあり、思わず和むような会話あり。
登場人物のキャラがいいね。
祖父と娘という設定もいい。
Posted by ブクログ
登場人物たくさん、フィリピン系の名前がたくさん、で大変だったけど、ストーリーは面白かった、と思う。
最後に髭に現れたのは杷木さん?
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伊沢吾郎、82歳。かつて日本陸軍の狙撃主としてフィリピン戦線で戦った男は、軍人恩給をもらいながら、孫娘の結と山奥でひっそり暮らしていた。しかし、ひとりの少年の失踪事件をきっかけに、雪山は緊迫感に包まれる。伊沢の動向を監視する謎の男たち。複雑に絡み合う思惑……。とらわれた過去を背負いながら、老兵は愛する人を守るため、再び立ち上がった! ベストセラー『約束の森』の著者が描く、強く優しい絆の物語。