【感想・ネタバレ】しんそつ七不思議 2のレビュー

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Posted by ブクログ 2016年02月20日

表紙からして、一発大きい、「ガツンッッ」と来る大味の笑いで攻めてくる、オフィスギャグかと思われがちだが、存外、ジワジワ来るタイプだった、この『しんそつ七不思議』は。初読より二回目の方が、より笑えるな
「となりのヤングジャンプ」で第二位を取っているだけはあるな、と読めば納得も出来る
七不思議、とタイト...続きを読むルに入っちゃいるが、オカルト感は皆無。まぁ、この作品の主人公・夜泣きいちのやらかしはある意味、奇妙な世界を作ってはいるのから、シュール感はある
キャラの個性だけで勝負しているのでなく、ストーリーでも結構、読み手の興味をグイグイと惹きつけてくる。正直なトコ、絵柄で好みがハッキリ分かれてしまいそうな先生ではあるが、かふん先生は、そこが気にならない、心が広い、もしくは無頓着な読み手なら、腹を抱えてまでは行かないが、声を抑えられない程度までの笑いに囚われるだろうな
就職活動をしている学生に、就活のプレッシャーで高まり過ぎた緊張をほぐす勇気をくれるか、は微妙だが、少なくとも、登場人物らは反面教師としての役目は担えているのではないか
手が焼けすぎる夜泣も問題大ありだが、ある意味、彼の上司・京丸ぼたんの社会人としてのスタイルは「ありえない」の域を超えている。唯一の武器である巨乳の魅力が霞むどころか、マイナスになるほど、ヤヴァーい。エロい上司ってのは憧れの対象なのかも知れんが、この女の部下にゃなりたくねぇ。私なら一日目で、胃に穴が開くか、相手のドテッ腹に孔をブチ開けちゃうわ
個人的には、素がフザけている夜泣の、意外なシリアスな過去が描かれている二巻の方が好みだ。出会いと別れが人を成長させるのが世の常、ならば、夜泣もこれはこれで、少しは人として立派になっているのかも? また、そんな兄にも負けぬ、強力な個性の持ち主である妹も登場(?)しており、これからの展開が楽しみだ
この台詞を引用に選んだのは、認めるのは悔しいが、これは正しいな、と感じたので。若い頃は自分の個性を前面に押し出した服装をしていても困らなかったが、社会人になったら、そうはいかない。恥を掻くのは自分だけじゃなく、自分をサポートしてくれる上司や先輩の顔にも泥を塗っちゃうのだ。ただ、まぁ、言ったキャラが京丸ぼたんじゃなかったら、もうちょっと響いただろうけどね

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