あらすじ
「下流老人」にならない お金の増やし方、使い方
長生きすればするほどに募る、老後の不安。
お金の問題はどう解決すべきか?
バブル期に「100億円の大借金」を背負った作者がその経験から学んだ
「お金の不安」に打ち勝つ方法の数々を伝授。
【著者紹介】
北川邦弘(きたがわ・くにひろ)
ファイナンシャルDr.
北海道出身。早大政経卒。総合商社を経て不動産デベロッパーに20年勤務。バブル期に100億円近い責務を背負い、自宅競売、預貯金差押え、そして失業を体験。その後、個人の資産運用を啓蒙する専門家として再起を遂げた。
投資、不動産、相続対策、ライフプランと横断的な切り口で、約3000件の相談をこなす。2007年には投資信託販売で某証券会社全国第2位の業績を獲得したが、リーマンショックで顧客の資産を損ね、再び絶望の淵に落とされた。
この危機に資産を失う人と逆に資産を増やす人がいることを目の当たりにして、資産運用の真髄を知る。今では全国350人に国際分散投資のサポートをしている。
FPのかたわら、トレーニングジムの経営も行い、家計だけでなく、身体と心の健康作りに高いスキルを持つ。
すべての体験を糧に、100歳までたくましく生き抜く人生戦略(定年までに1億円を作るプロジェクト)の普及に取り組んでいる。早稲田大学エクステンションセンターでお金の講座を12年間連続開講中。
また、オールアバウトで資産運用のプロとして「大人のお金トレーニング講座」を連載中。CFP(上級ファイナンシャルプランナー)取得者。主な著書に『なぜ貯金好きはお金持ちになれないのか?』(プレジデント社)、『定年までに資産1億円をつくる ロスジェネ世代家族持ちへの新マネー戦略』(ソフトバンククリエイティブ)がある。
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Posted by ブクログ
借金を背負ったときの解決本かと思いきや、中身はしっかりと一般教養。
「〇〇ってこういうことでしょ?」という一般的な認識に対して独自の視点から解説されていて、知らなかったら損していたかも…という気づきも多い。
お金に関する話題の中でも投資・保険・年金といったトピックを特に詳しく取り上げており、将来の生計が不安な人が是非読むべき。
“投資リスクを保有している不安定な状態と、投資をしない平穏な状態とを比べてはいけません。比べるべきは、投資するリスクと投資しないリスク。投資しないリスクとは=今後の長い人生において、お金が足りなくなるリスク───”
(本書より)
株=博打のような恐ろしいもの、という先入観があったが、一番恐ろしいのは将来に備えて何も準備しないことなのか…と考えを改める。
その他にも、
成人が入っておくべき保険とは?
家は買うべき?借りるべき?
投資に興味はあるけど、まずどう始めたら良い?
こんな疑問も、本書で自分なりの答えを見つけられるはず。